韓国ウサ晴らしコールド 日本と「1位決定戦」

[ 2009年3月8日 18:32 ]

豪快な2ランホームランを放ったイ・ボムホ

 【WBC・韓国14―0中国】野球の国・地域別対抗戦、第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドA組第4日は8日、東京ドームで行われ、敗者復活2回戦で韓国が中国に14―0で7回コールド勝ちし、米国で開催される2次ラウンド進出を決めた。韓国は9日の1位決定戦で日本と対戦する。

 韓国は1回に2点を先制し、4回にはイ・ボムホの2点本塁打で加点。5回以降は中国の守備の乱れに四死球も重なり、大量点を奪って勝負を決めた。
 
 【経過】最初から韓国ペース。先制は1回裏。タイムリーと内野ゴロで2点を奪った。
 その後、投手戦に成りかけたかに見えたが、4回裏に韓国打線が火を噴いた。死球の走者を1人置いた1死、イ・ボムホがカウント2ボールから狙いすましたように豪快な2ランホームランを叩き込んで、4―0とリードを広げた。
 中国の打線には依然元気が見られない。
 その中国の守りに乱れが生じ、5回裏、韓国にとってビッグイニングとなった。タイムリーヒットで1点追加の後に、中国内野手のエラーが続き小刻みに加点。長打はなかったものの終わってみれば5点追加で9―0となった。
 6回裏の韓国はもう手がつけられなかった。満を持してチャンスに登場した代打イ・デホが惜しくもスタンドに届かなかったタイムリーを放ち10―0とすると、犠飛や安打、そして中国のまずい守備も飛び出し、コールド目前の14―0だ。
 7回表、韓国は2死からイム・チャンヨン(ヤクルト)を投入する妥協なきリレーで、中国打線を容赦なきコールドシャットアウトでWBC2次リーグ進出決定。侍ジャパンにコールド負けを喫した翌日に、ウサを晴らす大勝で、9日の侍ジャパンとの1、2決定戦に臨む。

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2009年3月8日のニュース