オランダ、ミス逃さず大金星「大事なのは信じること」

[ 2009年3月8日 11:31 ]

ドミニカ共和国を破る大金星に抱き合って喜ぶオランダナイン

信じられない…スター軍団・ドミニカ、オランダに敗れる

 【オランダ3―2ドミニカ共和国】大リーガーが負けた。ドミニカ共和国を破った番狂わせの後、オランダのポンソンは言った。「大事なのは信じること」。先発全員を大リーガーでそろえたドミニカ共和国に対し、オランダは大リーグ経験者が先発投手のポンソンだけ。現時点で1人も大リーガーのいないチームが、接戦で一歩も引かなかった。
 「3点で勝てるとは思わなかった」とオランダのデルモニコ監督は振り返った。初回の3点が全得点だった。内野安打と失策、四球で塁を埋め、暴投で先制。さらに内野安打と失策で2点を加えた。後は投手陣が粘りを見せた。
 8回以外の毎回、得点圏に走者を背負った。だが「とにかくストライク先行で攻める」と臨んだ大リーグ通算90勝のポンソンの姿勢は、ほかの投手にも伝わる。無失策で2併殺を奪ったバックも応えた。
 テネシー大を18年間率いたデルモニコ監督の下で基本に忠実な野球を実践する。「このまま行くといいな」とポンソンはチームメートの堅実なプレーを喜ぶ。進撃は続くのか。(共同)

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2009年3月8日のニュース