こんな人脈こんな話

わが兵庫支部の若手有望株 角令央奈&藤井栄二

[ 2013年11月1日 06:00 ]

 「出てこいやぁぁぁ!」平成の格闘王、青春のエスペランサこと高田延彦がいくらこう吠えても、俺が所属してた兵庫支部から将来有望な若い衆は出てきとらん。ちなみに「高田さん、この左手のこの腕時計はどこの?」て質問したら「タグホイヤァァァ!」―。きっとこう答えよるで。まぁー、こんなギャグ一つかまさなあかんほどウチの支部はここ最近ほんま氷河期でしたわ。

 ウチの歴代のS級選手といえば…ワテがデビューした頃、S取り名人あれやんか~これやんか~の佐野裕志。若い衆の教育にうるさい割にド変態マニアの藤野淳司。人さし指1本で自分のハムストリングをマッサージするスプリンター亀川修一。おすぎ&ピーコ激似で少女マンガ愛読者のリキちゃんこと中里光典ダービー王。特別競輪に行くと、この個性が超強い4人の先輩方の茶ボウズ役がこの俺。「メッチャ苦労しましたわ~」というと「どこがやねん。こんなド厚かましい新人もそうおらんわ!」とカルテットでハモられましたが…(笑い)。週刊ベースボール愛読家の橋本彰文。鼻の頭にいつも汗かいてる藤本浩。歴史的スリット写真張本人の徳丸佳克。黙って勝負の溝口欣也。しゃべって勝負の上野幸喜。S日本一の坪之内。不思議ちゃん寺元哲也。ここで出現、超天然ボケのスター沢田義和。野グソしてて野犬に砂かけてもろた西郷剛。ウォンテッド池上孝之。熟女キラー高城信雄。スター沢ちゃんを引きずり落としたピキピキ先行の中村美千隆。たかが競輪の黒木誠一。3分持ちません川木敬太。岩本俊介に「お兄ちゃん」と呼ばれる松岡健介。海物語2000回回して「この台キツイっすわ~」と言う筒井裕哉。

 長い低迷があってここ最近やっとこさ出てきた有望株が角令央奈(レオナ=98期・26歳)と藤井栄二(99期・22歳)の2人ですわ。

 角は現兵庫No・1の松岡ケン坊のまな弟子で、アマチュア自転車競技界では中距離で世界で戦ってた強者。一瞬、女子みたいな名前やけどパパはデカプリオかダビンチを意識したのか、はたまたジャングル大帝レオか西武ファンなのか。ワテの名がこれなら「オナ兄~」ときっとこう呼ばれるに違いない…そんなことどっちゃでもええわ。なんせ「ええのん出てきますな~」と、周りの期待はデビューする前から右肩上がり。やのに彼は競輪をおナメになってたらしく期待ハズレの成績(昔からアマチュア界のエリートは得てしてこの兆候おましたが…)。そうこうしてるうちに腹に据えかねた師匠の松岡ケン坊が「心入れ替えへんのなら破門じゃ!」とガツンとお怒りになりましたんや。それからは「持ってるもんがちゃうわ」と師匠がビックリこく成績急上昇。ありゃ? 藤井栄二書けへんやん…ほな次回ね。

 ◇齊藤 哲也(さいとう・てつや)1959年(昭34)4月生まれの54歳。元競輪選手(兵庫支部)。45期生の卒業チャンピオンとして80年にデビュー。S級で長らく活躍していたが40歳で悪性リンパ腫により、03年7月やむなく引退(優勝25回)。本紙予想コラムでは高配的中数知れず。アナ車券の達人!!兵庫県、サテライト阪神のアドバイザーとしても活躍。現在もガン闘病中14年のカリスマ的患者。

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