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小嶋抜きでは考えられへんかった高松宮記念抔競輪

[ 2010年6月19日 06:00 ]

 高松宮記念抔競輪は平原康多(埼玉)が豪快にまくって優勝。去年、この大会で念願のタイトルホルダーになり連覇を達成したわけだが、この間にも小倉競輪祭で優勝しており、一年間でタイトルは3回、確変モード突入や。もっとド派手に目立ってええはずやのに、オレの感覚ではナゼか地味なんだな。競輪は強いわ、マスクも体格も男前やわの大スターで、非の打ちどころがない。あまりにも好青年過ぎる印象があかんねんやろな。プロと名のつく人間、やはり個性的であればあるほどカリスマ性に秀でる。なんならオレのアクをちょっとおすそ分けしてやりたいぜ。えっ?そんなんいらんてか。

 大津びわこ競輪場も向日町競輪場同様、存廃問題で揺れ動いている。それゆえ最近吹き続いていた近畿旋風がおひざ元のここでモンスーンになればなと期待したが、残念ながら凪(なぎ)になってしまった。

 廃止せざるを得ない判断基準は『目標額の133億円』『去年の売り上げを下回ったら』とか憶測が飛びまくってましたけど、大津市議会競輪特別委員会の最終報告では『110億円を下回った場合』と発表してた。で今開催の売り上げはっていうと107億4600万円。ていうことは『チーン』じゃないか。来年の大津びわこ競輪場での開催は約束されていますけど、関係者は大津市に『泣きのラストチャンス』を、なんとか働き掛けてほしいと願います。

 スーパールーキーの深谷知広(愛知)のG1初挑戦の成績は、4日間とも最終BSを取って1・7・1・2着。タイム、内容共に申し分なくホンマめちゃくちゃ強いわと感心した。大問題となった二次予選。小嶋にインまくりされへんかったら優参してたかもと残念でした。中野浩一氏が新聞で、おもいっきり吠えてましたが、たしかにこの一戦は大ブーイングやったらしい。でもそんなことどうでもええことや。一億かかったグランプリでブン逃げできる小嶋の器を忘れたの?って言いたいね。この歳でまだなお中部の選手の核弾頭役をし続けてるのにたったこの一戦で叩かれるのは酷やろ。みんなかなりの恩恵受けてまっせ!中野氏だって過去、物議を醸したレースあるくせにな。それよか最終日、深谷の師匠である金子貴志が『何を気にすることあるのん?』と小嶋を付けてカマした一戦。金子の素晴らしい人間性を称えたるべきやし、中部勢が一枚岩っていう証明にもなった。そしてこの一枚岩は小嶋抜きでは考えられへんて事や。オレの宮抔観戦記でした!

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