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漢たるもの気は優しくて力持ち ギャップ満載のシゲタカちゃん

[ 2016年12月1日 05:30 ]

(左から)天下無双のマッチョ・黒川茂高、新日本プロレスヘビー級王者の本間朋晃選手、理沙夫人
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 今年一発目のこのコラム、俺は申(さる)年にちなんでキングコングの絵を描いた。月日は流れ、今年最後のコラムでコング再登場。年間通じてのオチまでが絵に描いたようになった。いやぁ~実にワンダフォーだわ。

 黒川茂高(32歳S2・滋賀)。97期適生でデビュー。今年の競輪ポスターでは、あのグラドルの柳ゆり菜ちゃんの後ろで、主役よりもなまめかしいセクシーポージングをドヤ顔で決めている。

 競輪誕生から68年、俺の知る限り天下無双のマッチョ。これがびっくり仰天のデータだ。身長1メートル82。体重120キロ。胸囲130センチ。上腕二頭筋55センチ。太もも77センチ。握力105キロ。背筋350キロ。ベンチプレス210キロ。デッドリフト310キロ。スクワット300キロ。ね?まさしくコングでしょ!

 彼はレスリング120キロ級の日本チャンピオン。大学卒業と同時にプロレスラーになりたかったらしいが、大胸筋を断裂したため競輪選手を目指した。師匠は渡辺一貫(58期)で3年前に引退してから京都市山科で“コロコロ整骨院”を営んでいる。師匠に彼の人間性を聞けば『律義、繊細な気配り、シャイ、真面目、イジられキャラ、あの野蛮な肉体と真逆でとにかく好青年』とのこと。人間、あればあるほどのギャップは、その魅力を光彩に照らし出しよるのですね。

 奥さんの理沙ちゃんもそのギャップにコロっと?それとも超筋肉フェチ?それはそうと理沙ちゃんは、なんと京大の現役大学院生。まぁー、ガチンコの秀外恵中というわけ。だからなおさら『美女と野獣』ていうフレーズがツボにくる。なれそめ…マジめっちゃ気になってきたぁ~(笑い)。

 彼が街に出ればあのマッチョとホリの深さで外国人と間違われるらしい。ちょっと肩が触れるだけで街行く人は『ソーリー』。そしてキャバではだめ押しでこう言われるそう。『キャンユースピークジャパニーズ?』ってね(笑い)。一つ夢がかなうとしたら?と問うと『ギア倍数無制限!』。夢が可愛いらしくて笑った。漢(おとこ)たるもの気は優しくて力持ち…それがシゲタカちゃんなのさ。

 ◆齊藤 哲也(さいとう・てつや)1959年(昭34)4月生まれの57歳。元競輪選手(兵庫支部)。45期生の卒業チャンピオンとして80年にデビュー。S級で活躍も40歳で悪性リンパ腫により、03年7月やむなく引退(優勝25回)。本紙予想コラムでは高配的中数知れず。アナ車券の達人!! 兵庫県、S阪神のアドバイザーとしても活躍。現在もガン闘病中のカリスマ的患者。

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