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向日町競輪存続へ助けておくれやす

[ 2011年2月10日 06:00 ]

 グランプリは村上博幸が優勝!近畿初のGP覇者と2億円レーサーの誕生である。当日の朝、メチャクチャ緊張しとった弟博幸は、兄義弘に『日本一のオカンにしたろうや!』と言われ、パンと気合が入ったらしい。最高のオチには、こういった前フリが後で隠し味となってくるんですな。

 賞金ランキング2位は兄義弘。いやらしい話みたいだが、なんと二人合わせてもうちょっとで4億円。今年、なんぼほどの税金やろか?それだけでも京都市は潤ってまんがな。

 この兄弟がいて、そして去年のこの流れ。それでも向日町競輪場の廃止問題はどうもならんのかえ。【ゴールドスプリントジャパン】というイベント会社が『京都向日町競輪場存続の会』を立ち上げ、存続を求める署名活動を懸命に行っている。目標は5万人。期限は平成23年3月31日まで。署名用紙・書き方・郵送方法その他詳細なことはゴールドスプリントジャパンのホームページを閲覧してください。こんな時こそ選手、ファン、関係団体などの一致団結が大切。一人一人の願いが通じるような熱い署名をほんまほんまお願いします!ゴールドスプリントジャパンの行動力には頭が下がります。ほんま有り難いことです。これにあやかって最後まで望み捨てず頑張りましょう!

 去年の12月23日、我が家の愛犬が老衰で死んだ。16年生きてくれたから大往生である。犬種はウェルシュ・コーギー。シャコタンみたいな体型から“ブギ”と俺が名付けた(昔、シャコタン・ブギという漫画があった)。家族でオス同士の俺らは共に男前で大の仲良しだった。俺がベートーベンのピアノソナタ“月光”を弾いてるといつも足元で気持ち良さそうに寝ていたっけな。俺はブギに負い目がある。室内犬として飼っていたが、俺が骨髄移植してからは室内で飼えなくなったからだ。『とんだ犠牲者ぃゃ犠牲犬だワン』とブギはきっと怒っていたに違いない。仕事から帰って、庭で眠るように横たわっているブギを抱き抱え『寒かったやろーごめんやで』と謝った。そして最後に“月光”を聞かしてやろうと家の窓を全開にしてピアノを弾いた。しばらくしてブギの顔を見ると一瞬笑ったように見えた。ん?もう一度天を見上げた。雲の谷間からこぼれ出た満月の月光はブギへのスポットライトになった。それから綺麗な冬の夜空はいつまでも続いたワンワン。

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