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“心友”内田浩司はとにかく真面目

[ 2014年1月30日 05:30 ]

 内田浩司の後編は、その素晴らしき人間性の魅力を伝える。なぬっ?前編読んでないって?ほな、すぐにパソコンか携帯開いておくんなまし。スポニチアネックス→ギャンブル→俺のイケメン似顔絵→ついでに過去数年分のバックナンバーもご覧になれまっせ~。

 浩司との心交(親交)は突然やってきた。俺がガン宣告されて1年もたつと「あの人は三途の川を泳いどるらしい」みたいな噂話が他県では飛びかってたらしい。だいたいこの手の噂話は、悪い方へと尾ヒレ背ビレの塩コショー。そして?年前、俺は4年の闘病生活から奇跡でっせと騒がれバンクに復帰。しばらくして誰から俺のアド聞きましたんや?みたいな新参もんの1通のメールが届く。

 「感動しまくりです。頑張ってください!」。噂話をうのみしてたらしく、まさかまさかの復帰記事を読み、ぜがひでもこの気持ちをと思ったのが内田浩司であった。俺の心の扉が「ギギギイッー」と開いた瞬間である。

 はっちゃかめっちゃかな俺と真逆でとにかく浩司は真面目。女性と付き合おうとるんかいと思わせるほどその内面は繊細で神経質。デリケート対バリケード。いつしか浩司は俺を「師匠!兄貴!」と呼ぶようになってました。

 趣味は読書・将棋・沖縄三線・スキューバダイビング。浩司は必ずマンタに会えるポイントを知っているらしく一度「行きましょうや」と誘ってくれたが「どっちかゆーたら俺はマンタよりマ○〇でイキてー」。それからはスキューバの話題なんて触れてもくれまへん。も~真面目なんだから~(笑い)。

 特筆もんは誰に対しても無償の愛を持てるところ。これ、人付き合いの究極です。ギブ&ギブはなかなかどうしてできまへん。なんで?他人やからでしょ。頭の隅っこに見返り…つまりギブ&テークがよぎります。ギブギブは不可能?いやいや、親と子を想像してちょ。境界線はなく2人で1人だろ?この境界線を他人との間に意識せず引っ張らへんのが浩司。アイツは一見ぶっきらぼうでクールでマジ不器用やけど、決して人に何かをしてあげた…と恩義を振りかざしたりしないところがまた男前でキャーステキ! 浩司を通じて出会った人、元プロスポ雨宮ちゃん・さとうゆみちゃん・向日葵ママちゃん・中井スケベ…いや大介その他透明人間…類は友を呼ぶでまた心友となった。いろんな人たちに救われている俺はどこに足向けて寝たらええんやろといつも思う。

 師匠と呼ぶのは「どない考えても哲っちゃんの方やがな」と読者は思うよね?そんなん最初から分かってまんがな~(笑い)

 ◇齊藤 哲也(さいとう・てつや)1959年(昭34)4月生まれの54歳。元競輪選手(兵庫支部)。45期生の卒業チャンピオンとして80年にデビュー。S級で長らく活躍していたが40歳で悪性リンパ腫により、03年7月やむなく引退(優勝25回)。本紙予想コラムでは高配的中数知れず。アナ車券の達人!!兵庫県、サテライト阪神のアドバイザーとしても活躍。現在もガン闘病中14年のカリスマ的患者。

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