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前代未聞のブッ飛び選手…敬大の本性

[ 2015年11月1日 05:30 ]

 一人の選手特集を書くとき俺は、実績とかで持ち上げ、失敗ネタとかの笑いで落とす。メリハリは大事。で、オチでその人間性とかをこそばゆいぐらい賛美する。落とし方には気を使う。ほぼ誰しもが持ってるであろう下半身ネタは爆笑もんだが、これは『お代官様、これが世に出るとアッシは…』と保身に走られてお蔵入り。したがって、衆目にさらせられるのはユルユルのネタばかりとなるが、今回は前代未聞のブッ飛び選手を紹介しよう。

 川木敬大(兵庫・84期)。スワローズの主砲、ウラディミール・バレンティンがへこいたみたいな顔だ。36歳にして、やっとこさS1に定着するご褒美に『どや敬大、俺のコラムに』とフッてみた。取材がてら飲むか~となり、県庁前にあるバー【シードリーム】のドアを叩いた。ちなみにココは、とびっきりの神戸女子がウジャウジャたむろする有名店。昨今は、その噂を聞きつけ、全国各地から競輪選手がやってくる。

 『僕クラスの選手では、こっ恥ずかしいです。そのかわりっちゃーなんですが、◎★や○▼とか☆▲はSS級なんで、とんでもないお下劣(げれつ)選手で売り出してください』『絶対ムリ!俺は、選手やったおまえの親父さんには可愛がってもろと~からな』と、さすがの俺もたじろいた。『そこをなんとか…』ブラのカップの中にカクテルを注ぎ、チュパチュパしがみ『マイウ~』。次にそれを身につけ『頼む~ののしってくれ~このゲス野郎と』。もはや完全崩壊でございます。俺は垣間見たね…表ディ見ール・バレンティン敬大の本性を。夢は『打倒マル様・マエタク』と日本一のモテ男を目指す。

 『僕の嫁、日本一べっぴん』写メをいっぱい見せ、突如と嫁自慢。マスターのコンちゃん、すかさず『敬大くんは道化師。優しいやつなんですわ』とささやく。う~ん、プロのフォローですね。でも俺はブラ姿をおぼろげに眺めながら思った……いやぁ~もうなんもかも遅いっしょ!てね。 

 ◆齊藤 哲也(さいとう・てつや)1959年(昭34)4月生まれの56歳。元競輪選手(兵庫支部)。45期生の卒業チャンピオンとして80年にデビュー。S級で活躍も40歳で悪性リンパ腫により、03年7月やむなく引退(優勝25回)。本紙予想コラムでは高配的中数知れず。アナ車券の達人!! 兵庫県、S阪神のアドバイザーとしても活躍。現在もガン闘病中のカリスマ的患者。

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