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選手会問題 ナンだ?この妙な残尿感は

[ 2014年8月1日 05:30 ]

 世間を騒がした選手会問題は、自粛勧告期間を一律3カ月に短縮するオチで終止符が打たれた。

 雨は上がり晴天へ…最初にてるてる坊主こしらえはった最大の功労者は直木賞作家の伊集院静氏。男としての色気最強でワテが最も憧れる人物でもある。まぁ~そやけど、何はともあれ誰より冷汗タラリ、鼻から牛乳もんやったんは間違いなく岸和田(今年のグランプリ開催地)の施行者さんやったやろなぁ~。

 『オチるまで哲ちゃんは控えとくように』とスポニチさんに頭押さえられてたけどやっとこさGOサイン。

 誰が悪かったとか何かが間違ってたとか『そんなんどっちゃでもええやん』て思ってるのにナンだ?この妙な残尿感て。ほな独断と偏見やけどワテの見解、とくと聞いてちょ。

 最初、ワテはイスから転げ落ちそうなぐらいの衝撃やった。でもよくよく考えたらすぐにワテのようなアホな頭でも『二つの団体が同じレースを走れるなんぞ200%無理。こりゃ無謀な企てやで』とマッハで把握でけた。で『どっこいしょ』と座り直そうとした矢先、JKAの『支障はない』この記事見つけほんまにコケてもたわ(笑)。

 ワテが無理と思った理由はめちゃくちゃよーさんあるけどおおざっぱに述べると、賞金やら競技規則、共済会やら助成金などなど、競走成り立つのにはさまざまな競輪団体が絡み合ってるからこそ。これらの諸問題をクリアしてからでなかったらあの記者会見は完全な勇み足早漏会見。で案の定、見込みは大甘で実情と異なり答えはNO! ワテのビックリする見解は、あの23人はある意味被害者ちゃうかと思ってること。地域も競走間隔もバラバラの彼らがはたして何回ひとつ屋根の下で夜も寝ずの決起集会をしたのかに疑問。世が世なら決死の覚悟イコール切腹もん。あない簡単にワビを入れまへんて。て思うとですな、あの無謀な企てを希望の企てに洗脳さしてしまうほどの大物人物がおったんちゃうかと思うわけ。彼らはグランプリを獲るのに命張ってたような連中でっせ。何者かが絵を描き『今や!』と背中を押した…グランプリを人質に取ったようなあのタイミングは意図的で悪意丸だしですわ。どうして彼らの意志と信じれよう。

 ややもすればグランプリは中止…選手会が怒り心頭の全面対決の姿勢を貫いた気持ちはよくわかる。世間が納得してまへんからと、ここにきて寛大な処分軽減は断腸の思いや。同時に初動見誤った事実を認めたことにもなるからですわ。この度誕生した新しい執行部は、ほとんどが据え置きのまんまと聞いた。

 半年間に渡り、物議を醸し出したこの騒動にけじめのけはどこにも見当たらない。この残尿感…もう放っておこかぁ…うっチョロ。

 ◆齊藤 哲也(さいとう・てつや)1959年(昭34)4月生まれの55歳。元競輪選手(兵庫支部)。45期生の卒業チャンピオンとして80年にデビュー。S級で活躍も40歳で悪性リンパ腫により、03年7月やむなく引退(優勝25回)。本紙予想コラムでは高配的中数知れず。アナ車券の達人!! 兵庫・S阪神のアドバイザーとしても活躍。現在もガン闘病中のカリスマ的患者。

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