プロ入り王手の小山玲央アマ「五番勝負」第3戦は敗れる プロ入り決定は次戦に持ち越し

[ 2023年1月20日 17:39 ]

小山アマ
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 将棋の小山怜央アマ(29)がプロ入りに挑む棋士編入試験五番勝負第3局の狩山幹生四段(21)戦が20日、大阪・関西将棋会館で指され、小山アマが105手で敗れ、通算成績2勝1敗となり、試験合格は持ち越しとなった。

 小山アマは「直前は緊張したが、対局はいつも通りにやれた。ちょっと終盤が一方的になったのが残念です」と振り返った。第4局は横山友紀四段(22)。「今まで通り対戦相手のことを研究、調査したりしてどういうふうに指すかを決めるスタイルは変わらないです。次は初めての振り飛車の相手。どう準備していくかをこれから考えていきたいと思います」と締めくくった。次局日程は未定。

 小山アマは18年12月から22年9月にかけ、プロ棋戦で10勝5敗の好成績を挙げ、編入試験受験資格を獲得。昨年11月の第1局では今期好調の徳田拳士四段(24)に勝ち、12月の第2局で岡部怜央四段(23)にも勝って2連勝。合格に王手をかけていた。合格すれば、プロ養成機関・奨励会未経験者の初のプロ棋士が誕生する。

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2023年1月20日のニュース