「鎌倉殿の13人」ギャラクシー賞月間賞 大河3年ぶり受賞!義時ら「輝きをもって丁寧に描かれ、見応え」

[ 2023年1月20日 12:01 ]

小栗旬が主演を務めた大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のメーンビジュアル(C)NHK
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 放送批評懇談会が選ぶ「2022年12月度ギャラクシー賞月間賞」が20日に発表され、俳優の小栗旬(40)が主演を務め、昨年12月18日に最終回を迎えたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)が受賞した。

 大河ドラマのギャラクシー賞月間賞は19年「いだてん~東京オリムピック噺~」(19年12月度)以来3年ぶり。

 選評は「三谷幸喜の大河ドラマ3作目。兄・宗時の『坂東武者の世をつくる』という理想を受け継ぎ、源頼朝との出会いで学び、自ら権力者となる北条義時の孤独と苦しみがよく伝わってくるドラマ。次々と粛清されていく人物や最後まで生き残る政子、義時、三浦義村まで、それぞれ輝きをもって丁寧に描かれ、見応えのある大河ドラマとなった」と絶賛した。

 稀代の喜劇作家にして群像劇の名手・三谷幸喜氏が脚本を手掛けた大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は大河出演8作目にして初主演に挑んだ。

 「ギャラクシー賞」は放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰するため1963年に創設。批評活動の一環とし、自主的に番組を推奨する「月間賞」を選定している。

 同月度は木曜劇場「silent」(フジテレビ)、ETV特集「デザインには希望がある~三宅一生のまなざし~」(NHK)、「エルピス―希望、あるいは災い―(関西テレビ)」も選ばれた。

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2023年1月20日のニュース