ロッテ朗希「長い回投げるのが先発の仕事」 2試合連続100球超で2連勝、2年ぶり東北で成長見せた

[ 2024年4月14日 19:23 ]

パ・リーグ   ロッテ9ー2楽天 ( 2024年4月14日    楽天モバイル )

<楽・ロ>初回の大下のタイムリーに笑顔を見せる佐々木朗(撮影・長久保 豊)
Photo By スポニチ

 今季3度目の先発となったロッテ・佐々木朗希投手(22)は7回3安打2失点(自責1)、7奪三振の好投。先発全員安打となる15安打9得点の大量援護に後押しされて22年5連勝、23年4連勝に次いで自身3度目の開幕2連勝を飾り、「今日も序盤に点数があったので、ランナーをためないことを意識して投げました」と振り返った。

 5点の援護をもらって上がった初回のマウンド。2死から浅村に156キロの高め直球を左翼席へ運ばれ、今季初めて本塁打を打たれたが、「首振って真っすぐいったんですけど、僕の判断が間違っていたというか、そこは反省してその後のイニングでいかせたのでよかった」。2~5回は走者を出しても無失点でしのぎ、6回には味方失策も絡んで2点目を失ったが、なお2死三塁では岡島にこの日最速の159キロを投じるなど直球で押して左飛に打ち取った。

 1年間投げ抜くことを掲げて新たなスタイルに取り組んでいる今シーズン。この日の最速は159キロで、今季はまだ160キロを計測していない。それでも7日のオリックス戦に続いて2試合連続で100球以上を投げ、「長いイニング投げるのが先発の仕事だと思うので、それに関してはできているので良かった」と手応え。直球の質については「一番大事なのはバッターの反応だと思うので、そこに関しては今日はボチボチかなと思っています」と振り返った。

 吉井監督は「今日も不機嫌そうに投げてたんで、本人としてはあんまり良くなかったんじゃないかなと思います」としつつも、「7回までしっかり投げてくれたんでこっちとしてはOK。よく頑張ったと思います」と賛辞を贈った。

 楽天戦は昨季登板がなく、2022年8月26日(ZOZOマリン)以来の対戦。22年は仙台での楽天戦に3度登板し、防御率6・75と苦手にしていたが「2年前よりもしっかりと違和感なく投げられたかなと思います」とうなずく。2年ぶりの東北の地で成長を示し、「毎試合毎試合、温かい声援をもらって力になっているし、その中でいいピッチングができるように頑張ります」と感謝を口にした。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年4月14日のニュース