2勝目の今永昇太 1913年以降、デビューから3試合で4回以上投げて自責0は大リーグ史上5人目の快挙

[ 2024年4月14日 13:28 ]

インターリーグ   カブス4-1マリナーズ ( 2024年4月13日    シアトル )

マリナーズ戦で力投するカブス・今永(AP)
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 カブスの今永昇太投手(30)が13日(日本時間14日)、敵地でのマリナーズ戦に先発し、5回1/3を5安打1失点(自責0)、4奪三振でメジャー2勝目を挙げた。「2番・右翼」で先発した鈴木誠也外野手(29)は1-1の3回に8試合ぶりの一発となる決勝の3号ソロを放ち、今永に白星をプレゼントした。

 過去2度の登板で計10回を投げて無失点だった今永は1点リードの2回2死一、三塁から8番のルイス・ウリアスに適時二塁打を浴びてメジャー通算12イニング目で初失点を喫した。しかし、先頭打者は一塁のマイケル・ブッシュによる失策による走者だったため、自責点は記録されなかった。

 その直後の攻撃で鈴木が今永を強力援護した。3回2死走者なしからマリナーズの先発右腕エメルソン・ハンコックのスライダーを捉えると、打球は左翼のブルペンに飛び込む勝ち越しソロとなった。

 援護を受けた今永はその後は本来の安定した投球が復活。4回は1死一、二塁のピンチを招いたが、2回に適時打を許したウリアスらを打ち取って得点を許さなかった。

 6回は先頭から連続四球を与え、その後1死二、三塁とされたところでカブスベンチは継投を選択。2番手右腕マーク・ライターが2人の打者を打ち取り、今永に勝利投手の権利が残った。

 7回には失点につながる失策を犯していたブッシュが4号ソロ。8回には9番のミゲル・アマヤが1号ソロを放つなど、打線が今永を強力援護して白星をプレゼントした。

 大リーグ公式サイトのサラ・ラングス記者は、自身のXで今永の記録的快投を紹介。「1913年に両リーグで自責点が公式記録になってから、メジャーデビューから3試合で4イニング以上、自責点0」の投手は、今永で史上5人目になったと伝えた。

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