阪神 門別が2軍戦先発で7回無失点の好投 和田2軍監督も「準備は整っている」と昇格へ太鼓判

[ 2024年4月14日 18:01 ]

ウエスタンリーグ   阪神0ー1ソフトバンク ( 2024年4月14日    鳴尾浜 )

<ウエスタン神・ソ>好投した門別(撮影・岸 良祐)
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 阪神の門別啓人投手(19)が14日、ウエスタン、ソフトバンク戦で先発し、7回5安打無失点の好投を見せた。最速147キロで長打力のあるリチャードから3連続三振を奪うなど、7奪三振で無四球。先頭打者の出塁を許さず、けん制でピンチを脱出するなど総合力でもレベルアップを発揮した。

 高卒2年目で開幕1軍を果たし、中継ぎで2試合に登板した門別は、次期先発ローテ要員として、2軍での先発調整に入っていた。和田2軍監督も「門別の中で準備は整っていると思う」といつでも1軍先発は可能だとの見方を示した。以下は和田2軍監督の一問一答。

 ――門別が7回無失点だった。
 「うん、ランナー出しても全くバタバタしないし、落ち着いて投げれてるし、状態はいいんじゃないかな」

 ――いつ上に行ってもいけるくらい仕上がってきている。
 「本人もね、そういう準備をしてるんで。今日はイニングを投げれたからね、球数とイニングをね」

 ――7回で93球というのも理想的なペース。
 「100球をメドにというところで行かしたけど。完璧に抑えるだけじゃなくて、ランナー背負ってからのピッチングも、しっかりできてるから。状態はいいし、門別の中では準備は整ってると思うよ」

 ――次回登板はまだ上との兼ね合い。
 「もちろん、もちろん。まだまだこっちの選手なんでね」

 ――今日のピッチングの中で、監督が評価する場面は。
 「だからもう、ランナー出ても、ほんとに意図がしっかりしてる。ゲッツー取り行くとこはそういう球投げてるし、三振取るときは取り行ってるし、真っすぐでも緩急つけて投げてるからね。駆け引きっていうところがね、しっかりできてるね」

 ――そういう部分も去年からの成長。
 「これはもう数段成長してるというか、去年はやっぱりちょっとまだガムシャラに投げてた感じだったけど、今はほんとにマウンド上でいろんなものが見えてるしね。もうほんと、駆け引きというところでも、しっかりバッターと対峙できてるんでね」

 ――野手も守りでバックアップした。
 「というのも、やっぱり門別のテンポとか、やっぱりあれだけコントロールがいいと、守る方も守りやすいしね。予想ができるからね、こっちに来るというね。だから、スタートも良いスタート切れるし。これはもう、相乗効果というかね。お互いに野手の方もそういうプレーで、しっかり門別のことを助けることができたし。またね、門別のテンポが、野手のリズムを作ったっていうね。ほんとに相乗効果があったマウンドだったと思うよ」

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