中日 昇竜ピンクユニで6連勝 5戦連続打点の中田が逆転口火 堅首に立浪監督「今年は違う」

[ 2024年4月14日 05:45 ]

セ・リーグ   中日5-2阪神 ( 2024年4月13日    バンテリンD )

<中・神>6回、生還した中田(背番6)を迎える立浪監督(右から3人目)ら(撮影・大森 寛明)
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 劣勢を一気に覆した。中日は2点を追う6回に一挙4得点の猛攻で逆転に成功し、6連勝。20年以来4年ぶりで、4月に限れば15年以来9年ぶりとなる快進撃の主役は、やはり中田だった。

 「打った球はストレートかな。追い込まれていましたが、なんとかヒットで後ろにつなげて良かったです」

 0―2の6回無死一、三塁の好機で、期待に応えた。カウント2―2からの5球目、大竹の内角139キロ直球を巧打し中前適時打。出場5試合連続打点は巨人時代の22年8月10日~14日以来、2年ぶりとなった。代打・中島の押し出し死球、宇佐見の決勝打など一挙4得点の口火を切った主砲の一撃に、立浪監督も「中田は得点圏に走者がいる時の集中力というのはね、ちょっと人とは違うものを持っていますよね」と賛辞を惜しまなかった。

 この日の試合は「昇竜デー」と銘打たれ、桜をイメージした鮮やかなピンクを基調とした「昇竜ユニホーム」を今季初着用して臨んだ一戦だった。先手を取りながらも終盤に追いつかれて痛恨の引き分けに終わった前夜から一夜明け。今季最多3万6293人の観衆を前に、文字通り“昇竜の勢い”を示した。

 貯金5とし、がっちり首位固め。「今年は違うと言っているでしょう」。指揮官の言葉が確かな自信を帯びた。(湯澤 涼)

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