巨人・松原聖弥が672日ぶり安打&打点 阿部監督「生まれ変わったよう」「なんとか後押しできれば」

[ 2024年3月30日 17:54 ]

セ・リーグ   巨人5―0阪神 ( 2024年3月30日    東京D )

<巨・神>7回1死二、三塁、松原は中前適時打を放つ(投手・石井)(撮影・大森 寛明)
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 巨人の松原聖弥外野手(29)が開幕2戦目となった30日の阪神戦(東京D)で代走として今季初出場。7回の今季初打席で2点適時打を放ち、チームの開幕2連勝に貢献した。

 松原は6回、先頭の梶谷が四球を選んだところで代走に起用され、続く主砲・岡本和のバックスクリーン左に飛び込む1号2ランで先制のホームを踏んだ。

 坂本に2者連続アーチが出て3―0で迎えた7回には1死二、三塁の場面で相手3番手右腕・石井から中前に弾き返す2点適時打を放ち、塁上で童顔に会心の笑みを浮かべた29歳。安打、打点ともに先発出場した2022年5月28日の日本ハム戦(札幌D)の第3打席で中前適時打を放って以来、実に672日ぶりだっただけに最高の笑顔も当然だった。

 試合後、阿部慎之助監督(45)も「今年はね、凄く生まれ変わったようになってますし、凄く野球を楽しそうにやっているんでね。なんとか後押しできればなと思っていますんで。いいものが凄く出たんで良かったと思います」と喜んでいた。

 松原は2021年に育成出身として球団初となるシーズン規定打席をクリアし、打率.274。育成出身新記録となるシーズン12本塁打をマークした。また、球団歴代2位の27試合連続安打や坂本以来10年ぶりとなるシーズン4本の初回先頭打者アーチも記録。オフには同年限りで引退した亀井の背番号9を引き継いだ。

 だが、さらなる躍進が期待された翌22年は50試合出場で打率.113(71打数8安打)、0本塁打、4打点と結果を残せず。オフには背番号9をはく奪され、20年まで付けていた59に戻していた。昨季はさらに成績を下げ、21試合出場で打率.000(12打数0安打)と1軍デビュー後初めてのノーヒットに終わっていた。
 

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