大谷翔平 カージナルス戦の第4打席は空振り三振でここまで4打数無安打 チームは一発攻勢でリード

[ 2024年3月30日 13:03 ]

<ドジャース・カージナルス>7回、空振り三振に倒れるドジャース・大谷(撮影・白鳥 佳樹)
Photo By スポニチ

 ドジャースの大谷翔平投手(29)が29日(日本時間30日)、本拠でのカージナルス戦に「2番・DH」で先発出場。3打数無安打で迎えた第4打席は空振り三振に倒れた。

 7回にミゲル・ロハス内野手がソロ本塁打を放ってリードを6点に広げ、大谷に2死走者なしで第4打席が回ってきた。相手は昨春WBCのメキシコ代表との準決勝の9回に大谷が逆転の口火となる二塁打を放ったジョバンニ・ガエゴス投手。しかし、2球であっさり追い込まれると、その後3球ボールが続いてフルカウントまで持ち込んだが、最後は内角のスライダーにバットが空を切った。

 初回にムーキー・ベッツ内野手が左腕のザック・トンプソン投手から先頭打者本塁打を放って先制。これでベッツの先頭打者弾は通算49本目で大リーグ史上5位となった。これで3戦連発としたリードオフマンが最高のおぜん立てをして、大谷が第1打席を迎えた。大谷はトンプソンにカウント2-2と追い込まれると、最後はスライダーにタイミングを外されながらもうまく右手一本で拾ったが、惜しくも二直に終わった。

 2回にテオスカー・ヘルナンデス外野手が右越えにソロ本塁打を放って2点リードを奪った。3回2死走者なしで迎えた大谷の第2打席は再びトンプソンのスライダーに泳がされて左飛に倒れた。

 4回にはテオスカー・ヘルナンデスに2打席連発とする3ランが飛び出し5点リード。5回は無死一、二塁の好機で大谷に第3打席が回ったが、甘いスライダーを打ち損じて二ゴロ併殺打に倒れた。

 試合前は大谷とベッツが昨季のシルバースラッガー賞の表彰を受けた。場内に2人の昨季成績が紹介され、トロフィーが渡された。

 専属通訳だった水原一平氏が違法賭博問題などで21日のパドレス戦前に解雇。その後、25日に自らの言葉で関与を完全否定したが、米韓の長距離移動や時差の影響もあり、水原氏解雇後の4試合は11打数1安打。米国帰国後のエンゼルスとのオープン戦では3試合無安打で、25日に「気持ちを切り替えるのは難しい」と語ったように、心身ともすり減っていた。

 28日の開幕戦では三塁寄りの5階席で真美子夫人と初観戦の愛犬デコピンが見守る中、新登場曲「The Show Goes on」に乗り、2安打1得点で快勝に貢献。満員の5万超のファンで埋め尽くされた本拠ドジャースタジアムでは大声援を受け、復調のきっかけをつかんでいた。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年3月30日のニュース