ヤクルト・西川　最高の再出発！1安打3打点＆守備でもスーパーキャッチ

セ・リーグ   ヤクルト7―4中日 （ 2024年3月29日    神宮 ）

＜ヤ・中＞8回、適時三塁打を放ち喜びを爆発させる西川（撮影・尾崎　有希）
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　最高の再出発となった。楽天を戦力外となって今季から加入したヤクルト・西川が「2番・右翼」で先発出場して1安打3打点。守備でもスーパーキャッチを披露して、開幕戦白星に大きく貢献した。

　1点を追う8回に逆転に成功。なお2死二塁で塩見が申告敬遠で歩かされ、闘志をかき立てられた。「悔しかった。ここで打たんかったら、という気持ちだった」。初球のスライダーを右中間に運ぶトドメの2点三塁打。塁上で腕を突き上げて喜びを爆発させた。

　左翼に回っていた直後の守備では無死満塁のピンチで、日本ハムで同僚だった中田の左翼への大飛球をフェンスに激突しながら好捕した。「経験と準備。ヤクルトファンの皆さんの前でプレーができたことが一番良かった」と胸を張った。

　同学年の山田が走塁時に足を痛めて3回途中に交代するアクシデントが発生した中、チーム一丸でつかんだ逆転勝利。お立ち台に上がった西川の「哲人のために」という言葉に、神宮は割れんばかりの拍手に包まれた。（重光　晋太郎）