巨人グリフィン「日本のベストのチームになります」と日本一宣言 来日2年目で阪神戦初勝利

[ 2024年3月30日 18:22 ]

セ・リーグ   巨人5―0阪神 ( 2024年3月30日    東京D )

<巨・神>5回、力投するグリフィン(撮影・須田 麻祐子)
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 巨人のフォスター・グリフィン投手(28=米国)が30日、開幕2戦目となった阪神戦(東京D)で今季初登板初先発。7回途中6安打無失点と好投し、来日7勝目となる今季初勝利をマークした。

 試合後、攻守で活躍した岡本和とともにお立ち台に上がったグリフィン。まずは自身の投球について「大事な試合を任されて非常に楽しみにマウンドに上がりました。とりあえず打たせて、あとは味方の守備に任せようと。大城もいいリードをしてくれました」と振り返った。

 0―0のまま迎えた4回だった。大山、佐藤輝に連打を許し、無死一、三塁のピンチ。ノイジーを見逃し三振に打ち取って1死一、三塁としたところで打席に坂本を迎えた。

 坂本は初球をセーフティースクイズしてきたが、この場面で一塁を守る岡本和が猛チャージ。一塁線付近でダイビングキャッチして2死とすると、即座に立ち上がって三塁の坂本に送球し、戻ることのできない三走・大山もアウトにして一気に併殺を成立させ攻守交代となった。

 その岡本和が6回には先制そして決勝の1号2ラン。一緒にお立ち台に上がった岡本和に向かって「アリガトウゴザイマ~ス!オカモトサ~ン!」と感謝すると、岡本和はこの日一番の笑顔で「去年は足引っ張ってたんで。グリフィンの時、点が取れなかったんで。今年は幸先のいいスタートを切れたんじゃないかなと思います」とホッとした表情を浮かべていた。

 相手先発左腕・大竹とは昨年5月27日の甲子園でも投げ合っており、その時も0―0のまま6回を終了。6回までわずか2安打に阪神打線を抑えていたグリフィンは7回、2四球を与えてから近本に先制適時打を許して悔しい敗戦投手となった。一方、近本の先制打を見てベンチで涙を流した大竹は勝利投手になっていたが、近本も3打数無安打に抑えてやり返した。

 昨季は3試合に登板するも0勝1敗だった阪神戦。グリフィンにとっては待望の阪神戦初勝利となり、「サイコウデ~ス!」と阿部監督が現役時代に使っていたおなじみのフレーズで大喜び。「この調子をチームとして維持して、日本のベストのチームになります」と日本一宣言も飛び出していた。

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