中日・中田、史上2人目“3球団開幕アーチ”!「自分のスイングはできた」逆転負けにも勝負強さ見せつけた

[ 2024年3月30日 05:45 ]

セ・リーグ   中日4-7ヤクルト ( 2024年3月29日    神宮 )

<ヤ・中>5回、1号ソロを放つ中日・中田(撮影・久冨木 修)
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 史上2人目となる「3球団での開幕本塁打」を放っても、中日・中田の表情は曇った。痛恨の逆転負けに「何とかしたかったけど、悔しい。勝ちきりたかった思いの方が強い」と言葉を絞り出した。

 新4番にふさわしい豪快な一振りだった。1―1で迎えた5回2死からの第3打席。1ボールからの2球目、サイスニードが投じた高めに浮いたスライダーを左翼席へ放り込み、「しっかり自分のスイングはできたかなと思う」と振り返った。

 「開幕戦の中田」といえば、日本ハム時代の19年に史上3人目となる開幕サヨナラ満塁弾を記録。巨人時代の昨季も1号ソロを放っており、2年連続3本目。3球団での開幕本塁打は、山内一弘(54・63年毎日・大毎、67年阪神、68、69年広島)以来56年ぶりの快挙だった。

 23日のロッテ戦からベンチを外れてオープン戦最終戦も欠場し、両日ともフリー打撃は回避。“ぶっつけ開幕”となった一戦で、9回無死満塁では左犠飛を放つなど2安打2打点。得点力不足解消の切り札として期待される勝負強さは示した。

 1点リードの8回に登板した松山が味方の拙守から4失点するなど一挙5失点し開幕戦を落としたが、中田は「143試合のうちの、1試合。切り替えてやっていく」と前を向いた。(湯澤 涼)

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