健大高崎が初優勝に王手 群馬県勢69年ぶりの決勝進出 先発・2年生石垣が今大会最速150キロマーク

[ 2024年3月30日 13:16 ]

第96回選抜高校野球大会第10日第1試合   高崎健康福祉大高崎5―4星稜 ( 2024年3月30日    甲子園 )

<星稜・高崎健康福祉大高崎>決勝進出を決めて歓喜の高崎健康福祉大高崎ナイン(撮影・北條 貴史)
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 高崎健康福祉大高崎(群馬)が星稜(石川)を5-4で下し、初めての決勝進出を決めた。

 県勢としては桐生が決勝に進出を決め準優勝した1955年以来、69年ぶりの決勝進出。県勢初優勝に王手をかけた。

 健大高崎は1点を追う7回、今大会最速150キロをマークした先発・石垣元気(2年)が、先頭で出塁すると、3番・高山裕次郎(3年)が左翼への適時二塁打。続く4番・箱山遥人(3年)の三遊間を破る適時打で勝ち越し。この一打が、決勝点となった。

 28日の山梨学院との準々決勝、左手中指のマメが破れた影響で5回で降板した、エースの最速146キロ左腕・佐藤龍月(りゅうが=2年)に代わり、今大会初めて先発を務めた石垣は、7回4失点も、相手星稜打線に対して粘投。

 2番手として8回から、エース・佐藤が登板し、2回無失点被安打0でまとめあげ、初めての決勝進出を決めた。

 今大会、これまで3試合とも先制している星稜は2回、2死三塁の場面で、8番中島幹大(3年)の内野安打で先制。点を取られてもすぐに取り返す粘り強い攻撃も、あと一歩及ばず。石川県勢初めての決勝とはならなかった。

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