ロッテの“未来クローザー”横山 5年目のシーズンへ「ワクワク感ある」

[ 2024年3月28日 12:00 ]

ロッテ・横山
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 ロッテの“未来のクローザー”と期待される横山陸人投手(22)が5年目のシーズンを迎える。昨季は自己最多の38試合に登板し、7月には初ホールド、初セーブ、初勝利をマーク。シーズン終了後にはアジアチャンピオンシップの日本代表にも選出された。今春のオープン戦では5試合5回を投げて2安打1失点、防御率1・80。3月6日のDeNA戦では自己最速タイの156キロをマークした右腕に今季への意気込みを聞いた。

 ――去年は飛躍の1年だった。自分の中での位置付けは?
 「しっかり結果を出さないと、やばいなって本当に思っていた時期だったので結構、自分の中では覚悟を持って入ったシーズンではでした」

 ――結果として38試合に登板し、初ホールド、初セーブ、初勝利をマークして1軍に定着した。
 「そうですね。やっとプロとしてスタートラインに立てたっていう感じですかね」

 ――将来的にクローザーという目標がある。今年は?
 「今はまだまだアピールしなきゃいけない立場。任せられたところをしっかり投げきる、無失点でいくというところに集中してやってますね。もちろん3、4、5年後とかにはクローザーとか、そういうところで毎回投げれるような選手になっていければと思ってます」

 ――ホップ、ステップ、ジャンプでいうと今年はステップの年?
 「まだホップの途中ぐらいですかね。自分の中では」

 ――オフには体重を増やしたり、新たな球種にもチャレンジした。
 「変化球が全体的に自分の中では物足りないというか、下手くそだなって思ってたので、毎年やってるんですけど、今年は特にいい感じを持ってスライダーも投げられてます。カットボールは効果的な球でもあるんですけど、危ない球でもあるので、自分でしっかり選択しながら投げていければと思っています」

 ――昨秋、侍ジャパンを経験して収穫は?
 「1番は同世代の選手からの刺激というのは自分の中でも感じてて。主力級に活躍している選手もいましたし、そういう選手に負けたくない、張り合いたいという気持ちで常にやってます」

 ――同世代と言えば、チームメートには佐々木朗希がいる。
 「特にすごく意識するっていうほどでもないんですけど、やっぱり同い年だし、投手だし、同じチームなので応援もしますけど、ちょっとレベル違うなっていうところも感じていて。それは悪い意味ではなく、レベルが違うからこそ、変なプライドとかも邪魔せず、自分もいろいろ聞けるので、良い関係ではあるのかなと思います」

 ――佐々木は5年計画の最終年。横山も同じく5年目。
 「去年38試合投げさせていただいたので、それを…今年のスローガンでもある『自分たちを超えてゆく。』という意味でも、去年の自分を超えていかなきゃいけないっていう気持ちを持ってます」

 ――具体的な数字目標は?
 「登板数っていうのが1番目に見えると思いますし、その中でホールドやセーブが付いてくればいいのかなと」

 ――ズバリ数字を
 「50試合以上(登板)です」

 ――チームの救援陣は層が厚い。
 「そうですね。経験のある方たちが多いので。僕はまだまだ経験も実績も全然ないので、もっともっとアピールしていかなきゃいけないと思ってます」

 ――開幕目前の今の心境は?
 「今は感じ良く投げられてますし、その感じでいければ、シーズン入ったらどうなるのかなって。、自分への期待じゃないですけど、ワクワク感っていうのはあります」

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