広陵・高尾 7回までノーノーも暗転…「打たせたくない気持ちで力んでしまった」

[ 2024年3月28日 05:00 ]

第96回選抜高校野球大会第8日   広陵5―6青森山田 ( 2024年3月27日    甲子園 )

<青森山田・広陵>延長タイブレーク試合に敗れ、肩を落とす広陵・高尾(左から2人目)(撮影・後藤 大輝)
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 広陵・高尾響は2度のリードを守れなかった。7回まで被安打0の快投から一転、先制した直後の8回は初安打を許した後に2四球が絡み、3点を勝ち越した9回も四球をきっかけに同点三塁打を浴びた。最後は10回無死満塁からの142球目でサヨナラ犠飛。昨夏の慶応との3回戦に続いてタイブレークで敗れた。

 「疲れは感じていなかった。8回、9回は甘いコースが増えて打たれた。抑えないといけない、打たせたくない気持ちで力んでしまった」

 9回は134球目に自己最速に並ぶ148キロを計測。3季連続7試合目の甲子園マウンドで自己最多の12奪三振の一方、6四死球は自己ワーストだった。「3回甲子園に出て、全部あと一歩のところで負けてしまった。自分の弱さ。勝ちきれる投手になりたい。悔しさを全部出して、日本一を必ず獲りたい」と最後の夏へ強い決意を持ち帰った。

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