【センバツ】中央学院・相馬監督 蔵並→颯佐の継投は「遅れると痛い目にあう」4強に「成長感じる」

[ 2024年3月28日 16:08 ]

第96回選抜高校野球大会第9日準々決勝   中央学院5-2青森山田 ( 2024年3月28日    甲子園 )

<青森山田・中央学院> 5回2死一、二塁、中央学院・蔵並は青森山田・橋場を見逃し三振に抑え雄叫びを上げる (撮影・後藤 大輝)
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 中央学院(千葉)が青森山田を破り、初のベスト4を決めた。

 1点を追う2回に2死走者なしから敵失で出塁すると、3連打で3点を奪い、逆転に成功。4回には1死一、二塁から1番・青木勝吾(3年)の2点二塁打でリードを広げた。

 投げては甲子園初登板初先発した蔵並龍之介(3年)が走者を出しながらも粘り、8回途中1失点と好投。8回無死一塁で後を継いだ颯佐心汰(3年)も青森山田打線に流れを渡さなかった。

 試合後、相馬幸樹監督は初の4強に「すごくうれしいです。彼らの練習の姿がこうやって形になって表れてすごく良かったなと思います」と目尻を下げた。
 
 先発した蔵並について「彼のポテンシャルにかけてましたので、よくやってくれたんじゃないかなと思います」と評価。尻上がりに調子を上げたことから継投のタイミングが「難しかった」としながらも8回、先頭を四球で歩かせたところで颯佐にスイッチ。「やっぱり遅れると痛い目にあうかなと思ってましたし、青森山田さんは終盤強いのは分かってましたので、あそこかなと」と説明した。

 その颯佐も9回に1点を失ったものの2試合連続サヨナラ勝利で勝ち上がってきた青森山田に流れを渡さずゲームセット。「本来の調子でなかったが魂こもったボール」と力投をねぎらった。

 初勝利からついにベスト4と快進撃を続け「やはり楽しくハツラツと野球ができてるのは成長を感じてます」と選手がのびのびと野球をする姿を喜び、準決勝に向けて「我々、野球王国、千葉から代表で来てますので、それを誇りに思ってしっかり戦いたいです」と気合を入れた。

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