阪神・岩崎 オープン戦で目を引いた“遅球” 公式戦で見る機会は果たして…

[ 2024年3月28日 07:45 ]

キャッチボールする岩崎(撮影・岸 良祐) 
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 【記者フリートーク】阪神・岩崎のオープン戦登板でひときわ目を引いたのが90キロ台の“遅球”だった。正体はチェンジアップ。10日の巨人戦(甲子園)で初めて投じると、最後の調整登板となった23日のオリックス戦(京セラドーム)では太田を転倒させて空振り三振を奪った。

 「気まぐれで投げただけですよ。ストライクが入らないと意味ないですからね」

 思えば昨春もオープン戦で多投したツーシームは結局、シーズンで投じたのは「片方の手(5球)いかないくらい」だそうだ。投球の基本は、22年の被打率2割台から昨年1割台へ大きく良化させた直球。あくまで、ツーシームもスローチェンジアップも“緊急用”だが近年はスライダーも曲がり幅を投げ分けて使い、引き出しは増える一方だ。

 「生きるための本能じゃないですかね」。今季も過酷なサバイバルに身を投じる左腕はニヤリと笑った。
(阪神担当・遠藤 礼)

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