【センバツ】2安打完封の星稜背番号18・戸田「今日は絶対に佐宗さんを出させたくなかった」過去イチ投球

[ 2024年3月28日 11:42 ]

第96回選抜高校野球大会第9日第1試合   星稜5-0阿南光 ( 2024年3月28日    甲子園 )

<阿南光・星稜>好投した星稜・戸田(撮影・岸 良祐) 
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 星稜の背番号18が大仕事をやってのけた。準々決勝・阿南光戦に戸田慶星(2年)が先発。9回を1人で投げ抜き2安打完封勝利。同校どころか石川県勢初の春4強の立役者となった。

 キレのある速球に変化球を交え、低めに制球良くどんどん投げ込み、阿南光打線を翻弄。先発を告げられたのは「一昨日(26日)です」と明かし「最初は緊張していたけど、絶対にゼロに抑えて勝つ気持ちでした」とはにかんだ。

 チームにはエース左腕・佐宗翼(3年)がいるが、準決勝を前に温存させることに成功。「今日は絶対に佐宗さんを出させたくなかったので、僕がいけるところまで行きたいと思っていました」と胸を張った。

 この日の投球を「(今までで)一番です」と“過去イチ”と誇り「冬場に自分の直すべきところに取り組んできました。制球を課題にしてやってきた。最後に1点勝っていればいいと。点を取られてもいいから長いイニングを投げたいと思っていました」と振り返った。

 石川県勢初の春4強に「震災という意味でもベスト4という形で被災地の方に元気を届けられたのであれば、よかったなと」と語った。

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