メッツ・千賀 順調に調整も、侍ジャパンで投げられず「あの輪に入れれば良かったけど寂しい」

[ 2023年3月17日 12:37 ]

試合前に捕手と笑顔で会話を交わすメッツ・千賀(AP)
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 メッツの千賀滉大投手(30)が16日(日本時間17日)のナショナルズ戦でオープン戦2度目の登板。球数は47球で、代名詞の“お化けフォーク”は一度も使わなかった。

 地元記者から右手人さし指付け根の腱炎の影響かと聞かれると、「そうではなく、指は大丈夫」と返事している。代わりに「オフに新しい握り方にしたので、今日の試合ではそれを試したかった」というカッターとスイーパースライダーを多投した。81マイル(約130・4キロ)のスイーパースライダーから97マイル(約156・1キロ)の直球まで、スピードに変化を付けた。

 シーズンに向けてどれくらいの仕上がりかと聞かれると、「80%くらい」と答えている。3回は1番からの好打順だったが、レーン・トーマスを82マイルのスライダー、ドミニク・スミスを84マイルのスライダー、アレックス・コールを94マイルの直球で3者連続で空振り三振に打ち取っている。登板後、地元記者にWBCに出られなかったことについて聞かれると、「すごい盛り上がっているのが画面越しにわかる。あの輪に入れれば良かったけど、今はここでしっかり調整して、開幕に合わせるのが僕の仕事。寂しいですけど、それが僕の仕事なので」と説明していた。

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2023年3月17日のニュース