侍・吉田正尚が4番弾　侍史上最多の大会10打点　守備でも好捕

WBC準々決勝   日本9－3イタリア （ 2023年3月16日    東京D ）

＜日本・イタリア＞7回、ソロを放つ吉田（撮影・光山　貴大）
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　村上に代わって今大会初めて4番で出場した吉田が1号ソロを放ち、侍ジャパンのWBC史上最多となる10打点に到達。メキシコ・アロザレーナの9打点を抜いて、今大会打点トップの座に立った。

　3回1死一、三塁で相手のシフトに阻まれて遊ゴロとなったが、三塁走者が先制の生還を果たして9打点目。そして7回に右翼席にソロを運んで2桁打点に乗せて「最後に変化球が少し甘く入ってきた」と振り返った。

　7日のオリックスとの強化試合でも不振の村上に代わって4番に。「栗山監督とはちょこちょこ話はしていますし、どうなるか分からないって話はしていたので」と明かす。左翼守備でも4回2死一、二塁で飛球をフェンスに激突しながら好捕。攻守で4強入りに貢献し「あと2試合、優勝を目指して頑張っていきたい」と誓った。

　≪06年多村超え≫吉田が10日韓国戦の5打点、11日チェコ戦の3打点に続き、この日は2打点の活躍。WBCで1大会10打点は、06年多村仁志（横浜）の9打点を上回る日本選手最多記録になった。