阪神・岡田監督　4連勝にも「まだ開幕に向けてないで。まだ遊んでやってるやん。体もたんわ」

オープン戦   阪神8―0ヤクルト （ 2023年3月17日    神宮 ）

＜ヤ・神＞ヤクルトに勝利しナインを出迎える岡田監督（撮影・沢田　明徳）
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　阪神は佐藤輝にオープン戦1号、開幕投手に決まっている青柳が5回無失点でまとめ、連勝を4に伸ばした。試合後の岡田監督と報道陣のやりとりは以下の通り。

　―佐藤輝はしっかり振っていた。
　「おう。やっと出よったなあ」

　―らしさが出ていた
　「うん、まあ。ちょっとステップとか変えてなあ。昨日（16日）、（神宮球場の）室内で（練習して）ええ感じになってきたのとちゃうかな。

　―ホームラン以外のスイングは？
　「まあな、打った後、打たんもんなあ（笑）。ちょっとなあ」

　―大山が打点を挙げた。
　「そら悪い時に比べたらだいぶええよ。今は打席での見送り方とかな。悪い時はボール球を振ってあれやったけど、今は凡打はするけれども、見極めとか、過程が悪い時とは全然違うよ」

　―森下は安定した力を発揮している。
　「本人はあんまり納得してないんちゃうか。当たりに関してはな。まだまだこれから慣れていったらええだけの話や。いつも言うように、それはな、ヒットはどんな当たりでも出ないより出る方が気分的にもいいしな、そらな」

　―打つ方が目立ったが投手も。
　「ピッチャーも投げさそうと思っとったけど、今日はちょっと寒かったし点数があいたから、若い子ばっかりいったけどな。明日（18日）はちょっと天気分からんから、明後日（19日）がええ天気やったら、（ブルペン勢を）みんな投げさすよ。1日空くしな」

　―石井はずっといい。
　「明日（18日）雨が降ったら、秋山を（スライドで19日に）投げささなあかんしな。イニングがあれへんもんな彼（石井）な、しゃあないけど、明日できんかったらな」

　―青柳は無失点も本人は納得していない。
　「そら、ちょっと重いな、球数も多いしな。めいっぱいいきすぎや、もっと遊んだらええんや。1番から9番までめいっぱいいこうとするから、ああいうふうになるからな。下位打線とかポーンと2、3球で打たすとかな、それでええんよ。なんかみんな三振取りにいくような、だから重くなるよな。クイッククイックで投げるしな」

　―木浪が途中交代。
「ここ（左目の上あたりを）切りよったんよ。額。それだけのことや」

　―ベンチ裏でどこかにぶつけた。
　「そうや。ぶつけよった。血出とるもんな。何か。全然あれやったから。オレも血見たからな。『何や？』言うたら『頭ぶつけたらしいです』と」

　―病院へ？
「病院行った。大丈夫やったみたい」

　―長引くことは？
　「いやいや、そら、全然あれや。縫わんでもええ言うとったから。それもさっき聞いたけど」

　―富田も好投した。
　「まあな、ええよな。それしか言いようがないわ。ええからまだここに残ってるんやけどな、この時期にな。この時期に（遠征に）来ているのは、もう1軍の戦力のピッチャーやからな。それはまあ人数の加減で変更はあるかも分からんけど、1年間一定の人数でいけるわけあらへん、それは調子の波とかあるから。今いてるメンバーは1年間やる中で戦力として見てるからな」

　―開幕に向けていい戦いができているのでは。
　「まだ開幕に向けてないで。まだ遊んでやってるやん。そらそうやん、まだこんなん開幕に合わすかいな。体もたんわ」