侍ジャパンが米国到着 チェコ代表キャップ姿の大谷、ダル、村上、ヌーらすっきりした表情でマイアミ入り

[ 2023年3月17日 16:55 ]

<侍ジャパン移動>マイアミ国際空港に到着した大谷(中央)ら侍ジャパンナイン。大谷はチェコ代表のキャップをかぶり、すっきりした表情で決戦の地に足を踏み入れた(撮影・会津 智海)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で16日にイタリアとの準々決勝を9ー3で制し5大会連続となる4強進出を決めた侍ジャパンは日本時間17日、準決勝と決勝が行われる米国に到着した。

 侍ジャパンは準々決勝後にバスで羽田空港へ。試合終了からわずか4時間、午前2時50分発のチャーター機で決戦の地・マイアミに飛び立った。約13時間30分のフライトを終えマイアミ国際空港に到着した。

 侍ジャパンメンバーが到着ロビーに姿を現したのは現地時間17日午前3時50分ごろ。侍戦士たちは長時間のフライトの影響を感じさせず、栗山監督、ダルビッシュがすっきりした表情で姿を現した。笑顔の中野や伊藤、村上や山田に岡本和、そして少し眠そうな山川に続き大谷の姿も。チェコ代表のキャップを後ろ向きにかぶり、ヘッドホンを首にかけリラックスした表情だった。その後、ヌートバーは白地にWBC大会ロゴが刻まれたキャップをかぶり爽やかな笑顔を見せていた。

 その後、バスに乗り込み地元警察に先導され宿泊先となるホテルに到着。栗山監督、吉井投手コーチから続々とホテルに入っていった。

 準決勝以降は米マイアミが舞台となる。12年3月開場のローンデポ・パークはマーリンズの本拠地。WBCでは13年に2次ラウンド、17年には1次ラウンドの会場として使用されてきた。収容人数は3万7000人で、17年WBC1次ラウンドの米国―ドミニカ共和国戦での3万7446人が過去最多入場。

 高温多湿な気候で、人工芝の開閉式ドーム球場。左翼104・8メートル、中堅128・6メートル、右翼102・1メートルと左右非対称の形状で、外野フェンスはかつて左中間に巨大オブジェがあった影響で微妙にゆがんでいる。以前はそのオブジェと熱帯魚が泳ぐネット裏のフェンスが有名だったが、18年オフに撤去された。

 06、09年のWBCに出場したイチロー氏は、15~17年に同球場を本拠地としてマーリンズでプレーした。

 準決勝の相手は日本時間18日午前8時から行われるメキシコ(C組1位)―プエルトリコ(D組2位)の勝者。決勝は同22日午前8時にローンデポ・パークで行われる

 ▽マイアミ 米南東部、フロリダ州の南端に位置する、州最大の人口(約46万人)を有する都市。キューバに近く、緯度は那覇とほぼ同じで亜熱帯性気候の年間平均気温は24.6度。6~11月にはハリケーンが頻繁に起こる。MLBはマーリンズ、NFLはドルフィンズ、NBAはヒートが本拠地を置く。日本からの直行便はなく、経由・乗り継ぎが1回必要。

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