侍ジャパンの中間評価【投手編】 山本由伸と宮城大弥の奪三振率と安全安心のリリーフ陣

[ 2023年3月17日 16:09 ]

WBC1次R<日本・チェコ>日本3番手の宮城(撮影・光山 貴大)
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 侍ジャパンの準々決勝まで5試合の総失点は11・1試合平均2・2と投手陣の好投が光った。

 負傷離脱した栗林、追加招集された山崎颯以外は全員が登板した。

 2試合に先発して2勝を挙げた大谷の貢献度は高いが、オーストラリア戦に先発した山本も4回1安打無失点と圧巻だった。

 山本は打者13人から8三振で、奪三振率は18・00。準決勝、決勝のいずれかで先発マウンドを任されるのは確実だ。

 オリックスでも山本の後輩左腕・宮城。チェコ戦で5回のロングリリーフをこなし、2安打1失点。7三振で奪三振率は尊敬する山本に迫る12・60だった。「第2先発」という球数制限があるWBCならではの難しい役割を完ぺきにまっとうした。

 リリーフ陣では松井、大勢、宇田川、湯浅、高橋奎、そして伊藤が無失点で米国ラウンドへ進んだ。

 とくに伊藤はイタリアとの準々決勝、2点差に迫られた5回2死一、三塁の場面で大谷を救援。フルカウントから153キロ直球で遊飛に取り、相手の攻撃を止め、味方打線の反撃に繋いだ。

 このリリーフ陣を世界一まで残り2試合で全員起用出来るのは心強い。

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2023年3月17日のニュース