ソフトB 有原&ガンケル“追試” 巨人とのオープン戦でアピールできず

[ 2023年3月17日 07:10 ]

オープン戦   ソフトバンク1―5巨人 ( 2023年3月16日    ペイペイD )

<ソ・巨>7回を投げ終え海野(右)と話す有原(撮影・岡田 丈靖)
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 開幕ローテーションの当落線上にいる2人は追試となった。ソフトバンクは16日、巨人とオープン戦を行い、先発したジョー・ガンケル投手(31)が4回6安打1失点(自責0)、有原航平投手(30)が4回4安打2失点(自責2)。新戦力の2人とも決め手に欠けた。藤本博史監督(59)は見極めるため、2軍戦も含めて登板機会をつくる考え。試合は1―5で敗れオープン戦4連敗となった。

 開幕ローテーション入りを狙う両右腕が決め手を欠いた。先発したガンケルは4回6安打1失点。2回2死一、二塁でオコエに初球のツーシームを中前打され失点した。前回9日のヤクルト戦は1被弾含む2回6安打4失点。オープン戦2試合計6イニングで12安打という不安定な内容に「まだ低めにもっと集めないと。やらなければいけないことができていない」と話した。

 3年ぶりにNPB復帰の有原は5回から2番手で登板も、1被弾を含む4回4安打2失点とピリっとせず。7回2死二塁で中山にスライダーを右前適時打、8回1死では広岡にフォークをソロ被弾。「変化球の曲がりが違う。ボール球がストライクに行っている。本当に状態を上げていくだけです」と淡々と回顧した。

 有原も前回9日のヤクルト戦で3回9安打6失点と、打ち込まれ続けている。藤本監督は少しあきれるように投球を振り返った。

 「ガンケルは内容があんまり良くない。あれだけヒット打たれたらね、いつか点取られるよ」。有原に関しても言葉を選んだ。「まあ、まーね、本塁打はあったけど前回よりは丁寧かなというところですね」と小声だ。斎藤学投手コーチは「(高橋)礼、板東、有原、ガンケルは次週、ファームで」と、見極めるための追試を明言した。

 先発候補10人のうち大関、藤井、東浜、石川、和田が内定。残るは1~2枠。開幕まで約2週間で、期待の新加入の有原、ガンケルが本調子と言えない現状。言い換えれば板東、武田、高橋礼に、チャンスが大きくなってきている。 (井上 満夫)

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2023年3月17日のニュース