元DeNAのドラ1・白崎が今季限りで現役引退 独立リーグ最後は新庄バットで“魂”のタイムリーヒット

[ 2022年9月26日 17:54 ]

2017年の日本シリーズ・ソフトバンク戦で、左越えソロを放ったDeNA・白崎はナインに迎えられる(撮影・島崎忠彦)
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 元DeNAのドラフト1位で、プロ野球独立リーグのヤマエ久野九州アジアリーグ・大分に所属する白崎浩之内野手(32)が26日、今季限りでの現役引退を発表した。

 白崎は自身のインスタグラムで「今シーズンもたくさんの応援ありがとうございました。サポート頂ける方々のおかげで今シーズン野球が出来ました」とファンに感謝を伝えつつ、「そして今シーズン限りで現役を引退します」と報告した。そのうえで「物心ついた時から野球をしていて気づけば32歳。幾重の経験をさせて頂き、人としても成長させてくれた野球を続けてきたことを誇りに思います。今後も何かしらの形で野球に携われたらと思いますが、また決まり次第応援してくれる皆さんに報告させて頂きます」と結んだ。

 白崎は駒大から2013年にDeNAに入団。大学の先輩でもある中畑清監督のもと、長打を打てる遊撃手としても期待が大きかった。17年の日本シリーズでは本塁打を放つなど活躍。その後、2018年のシーズン途中にオリックスにトレード移籍し、20年限りで退団した。

 20年オフの12球団合同トライアウトでは、当時、現役復帰を目指していた新庄剛志(現日本ハム監督)と一緒にプレーした。当日、新庄からバットを譲り受け、白崎は現役続行への“魂”を燃やし、21年から独立リーグ・大分でコーチ兼任としてプレーすることを決断。今季まで2年間、若い選手と一緒に汗を流した。

 白崎は「新庄さんにもらったバットで最終打席にタイムリー打ったもんねー♪ 野球が好きなまま終われるの良かった 3三振とかだったら嫌いになってたかも ありがとう野球」と、最後まで魂を燃やして、現役に別れを告げた。

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