ヤクルト・丸山和 母校監督のアドバイス受け、史上初新人のサヨナラ優勝決定打

[ 2022年9月26日 10:30 ]

<ヤ・D>トロフィーを手に笑顔の丸山和(撮影・光山 貴大)
Photo By スポニチ

 前夜25日のヤクルト―DeNA戦、9回裏1死二塁から優勝を決めるサヨナラ二塁打を放ったのがルーキーの丸山和。新人の優勝サヨナラ打は史上初という快挙を達成したが、その数時間前、丸山和は東京六大学野球の行われている神宮球場のロッカーに母校・明大を訪ねていた。

 田中武宏監督は「マル(丸山)が訪ねてきてね。最近(打撃が)分からなくなってるんですと言うんだ。だからテレビを見ていても、私は打てませんと顔に書いてあるぞ。ハッタリでもいいから俺は打てます!という顔をして打席に立てよ」とアドバイスを送ったという。

 前夜の劇打を府中市の明大寮のテレビで観戦した田中監督は「安心してすぐ寝ましたよ」とうれしそうに話した。ちなみに丸山和が尊敬する青木宣親は早大の先輩・小宮山悟監督にお礼のメールを送っている。「いろいろありがとうございましたってね。そのメールが来たのが朝の5時半だよ。優勝決まって寝てないね」と笑った。神宮で決めたヤクルトの連覇。丸山和は母校の監督からアドバイスをもらい、青木は律儀に先輩にお礼のメール。午前11時から早大―明大の2回戦が行われる神宮球場、大学の絆を感じる朝だった。

続きを表示

2022年9月26日のニュース