日本ハム連敗ストップ　加藤はシーズン11与四球でNPB最少記録達成　宇佐見がキャリハイ今季5号

パ・リーグ   日本ハム3ー2楽天 （ 2022年9月26日    札幌ドーム ）

＜日・楽25＞3回、先制ソロを放った宇佐見を迎える新庄監督（撮影・高橋茂夫）
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　日本ハムは、楽天に3―2で勝利し、連敗を2でストップ。先発の加藤貴之投手（30）は8回5安打2失点で今季8勝目をあげた。

　打線は、3回1死無走者から宇佐見の右越えソロで先制。自身キャリハイとなる今季5号だった。4回2死一、二塁からは谷内が右前打を放つと、相手の守備の乱れがあり走者2人が生還。リードを3点に広げた。

　先発・加藤は4回途中に2年連続の規定投球回に到達した。初回と8回に四球を与えたものの、今シーズンの与四球はわずか「11」。今後に登板予定はなく、1950年に野口二郎（阪急）が記録した「14」を抜いて規定投球回をクリアした投手の最少与四球の記録を72年ぶりに更新した。

　加藤は、初回2番の小深田に右前二塁打、続く浅村に四球と1死一、二塁のピンチを迎えたが、4番の島内を左飛、5番の辰己を空振り三振に斬ってリズムをものにした。2回を三者凡退にとると、3回も浅村から三振を奪うなど無失点に抑えた。4回に辰己を空振り三振に斬ると、規定投球回に到達した。

　8回には、この日はじめてのピンチに直面。小深田に四球を与えると、2死二、三塁から島内に中前適時打を許し、2点失った。加藤は、8回5安打2失点と粘投。今季8勝目を手にした。

　新庄監督は来季に向けたテストとして、チーム最多10勝右腕・伊藤に9回のマウンドを託した。先頭の辰巳を空振り三振に斬ると、続く鈴木は遊飛。ラストバッター茂木も空振り三振に抑え、キャリア初セーブを挙げた。