ヤクルトついにM2!“水没”救った総出の勝利 あす神宮で村上56号&連覇のダブル歓喜だ!

[ 2022年9月24日 22:45 ]

セ・リーグ   ヤクルト8ー1DeNA ( 2022年9月24日    神宮 )

<ヤ・D>5回、宮本の適時打で生還し迎えられる村上(右から2人目)(撮影・会津 智海)
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 ヤクルトは雷雨のため当初より1時間半遅れての試合開始も集中力を切らさず8―1でDeNAに快勝。連敗を2で止めた。これで優勝マジックは2となり、25日にもリーグ連覇が決まる。

 球団職員、球場スタッフに感謝の勝利をささげた。雷雨により試合開始が午後6時から6時45分に変更され、さらに7時へと変更となった一戦。6時すぎに雨脚が弱まると、50人以上のスタッフが総出で外野フェンス手前などに溜まった雨水を取り除いた。

 1時間以上の作業で午後7時30分に試合開始となった初回。先発サイスニードが1死から安打を許すも、3番・佐野を三振に斬り、一走・関根の盗塁を中村が刺して流れをつくった。その裏、DeNA先発右腕・大貫から1番・塩見が二塁打を放ち、山崎への3球目の暴投で三塁へ進塁。好機で山崎が甘い球を逃さず中前打を放ち先制点を奪った。

 幸先良く先制したヤクルトだが、塩見が初回の攻撃を終えた後に交代するアクシデント。塩見は二塁打を放った際に一塁ベースを回った後、水が浮いた人工芝に足を滑らせ一、二塁間で体勢を崩す場面があった。二塁ベースに到達後、顔をしかめ足首を気にするしぐさを見せたものの、プレーを続行。しかし高津監督が初回終了後に選手交代を告げ、中堅守備には丸山和が就いた。

 チームにとって痛い交代となったが、2回の攻撃では先頭のオスナが左翼席へ18号ソロを放ち2点差に広げた。さらに、3回には1死から安打と四死球で満塁としオスナが左犠飛。続く宮本が右前打を放ち2点を加点。5回には5安打を集中させて2点を奪い6点差。そして7回に中村がダメ押しの7号2ランで勝負あった。

 大量援護をもらったサイスニードは2回以降、走者を出しながらも打たせて取る投球でDeNA打線に得点を与えず7回まで無失点の好投。8回に先頭の柴田に対する四球から連打を浴びて失点したところで降板。無死一、三塁で後を受けた清水が空振り三振、二併殺打に仕留めて見事火消し。最後は木沢が締めて8―1の快勝。サイスニードは7回0/3を投げ1失点で今季9勝目(6敗)を挙げた。

 日本人シーズン最多の56号を期待された村上は、5回の第3打席目に14打席ぶり安打となる二塁打を放ったものの5打数1安打でお預けとなったが、チームの優勝マジックは2に。25日のDeNA戦(神宮)でのセ・リーグ2連覇と56号達成に期待がかかる。

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