【近畿学生野球】奈良学園大 4季ぶりVへ前進 主将・植木が2試合連続の完封 三好の先制打で流れ

[ 2022年9月24日 12:19 ]

近畿学生野球秋季リーグ戦第4節1回戦   奈良学園大5-0大阪公立大 ( 2022年9月24日    南港中央野球場 )

優勝に向けての大一番で活躍した投打の柱。植木主将(左)は2試合連続完封、4番・三好辰は先制右前打が決勝点に
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 奈良学園大が投打の柱の活躍で先勝し、20年秋以来4季ぶりの優勝に前進した。

 落とせば大阪公立大に優勝王手をかけられる大事な一戦だった。初回1死満塁は得点できなかったが、3回1死一、二塁で4番・三好辰弥(3年=大商大堺)が右前に先制適時打を放った。「前節の和歌山大戦で打てなかったので、まずは先制点が欲しい場面で打てたのは良かったです」。さらに、1死二、三塁で5番・辻本直樹((3年=駒大苫小牧)の中犠飛、7番・松原大陽(3年=島根開星)の中前適時打で計3点を奪った。

 先発した植木佑斗主将(3年=履正社)は打線の援護をもらい4安打完封。16日の和歌山大戦に続く2試合連続完封で主将としてチームに貢献してみせた。

 「気合を入れると空回りするタイプなのでいつも通りのピッチングを心掛けました。相手打線は結構打つのでしっかりコースを狙って」

 植木は、投手として主将としてプレー面でも精神面でもチームを引っ張るプレッシャーを感じつつも自分の役割はきっちりこなした。

 酒井真二監督は「三好が打点を挙げるといい流れが生まれる。植木は後半、体が重いように感じたが、我慢してよく投げた。優勝へは一つずつ丁寧に勝っていくだけ」と目先の勝利に浮かれず、今節だけでなく最終節も見据えていた。 

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2022年9月24日のニュース