日本ハム・上川畑 延長10回V打で打率は3割目前!デビュー以来無失点の楽天・宮森撃ち

[ 2022年9月24日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム6―3楽天 ( 2022年9月23日    楽天生命 )

<楽・日>ヒーローインタビューを終えてポーズを取る上川畑(撮影・篠原岳夫)
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 日本ハムのルーキー・上川畑大悟内野手(25)が決勝打を放った。「5番・遊撃」で出場し、延長10回にデビュー以来無失点だった楽天新人・宮森智志投手(24)を捉えた。7試合連続安打となる4打数2安打で打率・296と3割目前。出場は74試合ながら、新人王争いに力強く名乗りを上げた。

 また打った。上川畑の勢いは杜の都でも止まらない。17日ロッテ戦でのサヨナラ打に続く決勝打。まさに「神」川畑だ。

 2―2の延長10回1死二、三塁。マウンドにはデビューから22試合連続無失点の宮森がいた。変化球狙いで打席に入り、2球続いたフォークをファウルして1―1。「変化球狙いがばれたかなと思って真っすぐも少し頭に入れた」。そして3球目、高めの147キロ直球を左前へ。狙いも読みも完璧だった。

 目の前で4番・清宮が送りバント。「清宮がバントする場面ってないので何とかつなぎたかった。いい投手から打てたのは自信になるかなと思う」。そんな「神」の一打に代打・松本剛、木村もタイムリーで続き、決定的な4点を奪った。

 昨秋の支配下ドラフトでは最終77番目の指名だったが、自慢の守備力に加え勝負強さも抜群だ。「チャンスに強いね。頼りになりますわ!」。新庄監督の言葉が今の上川畑の状態を表している。

 これで7試合連続安打で、うち6試合がマルチ安打。打率も・296と急上昇した。3割には「あまり数字を見ずに一打席を大切にしたい」。どこまでも謙虚な25歳だが、西武・水上、オリックス・阿部、ソフトバンクの野村勇や柳町らと争う新人王レースで、強烈なアピールとなったのは間違いない。

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2022年9月24日のニュース