大谷翔平 日本人4人目のシーズン200奪三振に「大きい数字だと思う…奪三振能力は1つの強み」

[ 2022年9月24日 14:29 ]

ア・リーグ   エンジェルス4―2ツインズ ( 2022年9月23日    ミネソタ )

<ツインズ・エンゼルス>雨の中、力投する大谷(撮影・白鳥 佳樹)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)は23日(日本時間24日)、敵地ターゲット・フィールドでのツインズ戦に「3番・投手兼DH」で今季26度目の投打同時出場。5回0/3を投げ3安打2失点で自己最多を更新する14勝目を挙げた。シーズン規定投球回まで残り9イニングとなった。4回には、日本人投手4人目のシーズン200奪三振を達成、メジャー史上初の30本塁打&200奪三振に到達した。打っては7回に貴重な追加点となる中前適時打して9試合連続安打。エ軍は4―2で勝利し、連敗をストップした。

 大谷は試合後、シーズン200奪三振に「大きい数字だと思うので、安定して投げられてきているところがいいところかなと思います」と言い、「奪三振能力は1つの強みだと思うので、それを今年1年間通してここまでこれているのは良いことだなと思いますし。なおかつ長いイニングを投げたいなという中で、今日はあまり良くなかったですけど、そこをもう1つ克服できれば、もっともっといい投球ができるんじゃないかなと思っています」と話した。雨の影響については「慣れるしかないですし、これからもあることだと思うので良い経験になったかなと思います」とし、この日の投球を「今日に関しては真っすぐのグリップが浅かったというか、雨の影響もあって良くなかったので、その中でスライダーとか、カーブとか投げましたけど。もう少しスライダーに関してはコマンド、ストライクゾーンにアタックしていれば、あそこまで走者をためることはなかったんじゃないかなと思うので。いろいろな球種を投げるのは強みですけど、型にハマった投球というか、それで押していくのもそれも一つの引き出しなので、そういう意味では真っすぐが良くなかったのは今日の反省点かなと思います」と振り返っていた。

 気温12度、冷たい雨が降る中、14勝目に向けてマウンドに上がり、初回は3連続四死球で1死満塁とし、ケーブのニゴロの間に先制を許した。味方打線が同点に追いついた直後の2回以降は5回まで無失点。4回にはこの日4個目の三振を奪い、日本人投手では野茂英雄(4度)、松坂大輔(1度)、ダルビッシュ有(4度)に次いで4人目のシーズン200奪三振を達成した。2点リードの6回に1失点して1点差となり、なおも無死満塁としたところで降板したが、代わったループがピンチを無失点で切り抜けるなど救援陣がリードを守り切った。打っては、1点リードの7回2死一、二塁から中前適時打して貴重な追加点を叩き出し、連続試合安打を「9」に伸ばした。これで通算成績は、投手は26試合で14勝8敗、防御率2・47。投球回数は現在153回で、162回の規定到達までは残り9イニング。すでに達した規定打席と合わせ前例のない”W規定到達”が視界に入っている。打者は146試合で539打数146安打、打率・271、34本塁打、90打点、11盗塁となった。

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