巨人・岡本和真が“原辰徳超え”5年連続30号! 王、松井に次いで3人目、右打者では球団初の快挙

[ 2022年9月24日 14:26 ]

セ・リーグ   巨人―中日 ( 2022年9月24日    バンテリンD )

<中・巨>2回、岡本和は今季30号となるソロホームランを放つ(撮影・椎名 航)
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 巨人の岡本和真内野手(26)が中日戦(バンテリンD)で4試合ぶりとなる30号ソロ。右打者としては球団初で“原辰徳超え”となる5年連続30本塁打を達成した。

 「5番・三塁」で先発出場。0―1の2回、先頭で入った第1打席だった。相手先発左腕・小笠原が2ボール1ストライクから投じた4球目、真ん中付近に入った直球を左翼スタンドへ放り込んだ。完璧に捉えた打球があっという間にスタンドに届く“驚速”の一発で、試合を振り出しに戻した。表情を変えずにダイヤモンドを一周したが、ベンチの出迎えには笑顔がはじけた。

 岡本和は13日のヤクルト戦(神宮)で2回に10試合ぶりとなる26号ソロを相手先発左腕・石川から放つと、4回には再び石川から2打席連発となる27号ソロ。完全復調を印象づけた。18日のDeNA戦(東京D)では相手先発右腕・大貫から6回に28号ソロを放って零敗を阻止。20日のヤクルト戦(東京D)では相手3番手右腕・大西から貴重な追加点となる29号ソロを放って勝利に貢献していた。

 打撃不振により8月11日から8試合連続で6番に入り、同20日から5番へ。4番を外れてから放った本塁打はこの日の30号で8本目で、直近では9戦5発の荒稼ぎとなった。

 巨人の生え抜き選手でシーズン30本塁打を4年以上続けたのは1962~1980年王貞治(19年)、1996~2002年松井秀喜(7年)、1985~1988年原辰徳(4年)に次いで岡本和が4人目で、5年連続30本塁打は現在チームの指揮を執る原辰徳監督(64)を抜いて球団3人目。右打者では球団初の快挙となった。

 また、岡本和は基本的に試合のない月曜日を除いて土曜日だけがここまでノーアーチだったが、開幕から24試合目にして“サタデー初アーチ”となった。

 ▼岡本和 先制された直後だったのでまずは追いつきたいと思っていました。自分のスイングでしっかりと捉えることができました。ホームランになって良かったです。

 【岡本和真の今季曜日別アーチ】
月曜日→0本
火曜日→7本
水曜日→6本
木曜日→3本
金曜日→5本
土曜日→1本
日曜日→8本

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