本塁打数29位とパワーがなくても地区優勝目前 ガーディアンズの強さの秘訣とは?

[ 2022年9月24日 11:20 ]

ガーディアンズのスイッチヒッター、ホセ・ラミレス(AP)
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 スポーツ専門局「ESPN」電子版が23日(日本時間24日)、ア・リーグ中地区で優勝目前のガーディアンズを特集。

 地区優勝となれば1995年以降では、平均年齢26歳と最も若いチームになる。テリー・フランコナ監督(63)は春のキャンプ中、主砲ホセ・ラミレス(30)に「うちは若いし、長打力もないだから、情熱を持ってハードにプレーしよう。それしか勝つ方法はない。みんなが君に続く。君がやらないと若い選手にそうしろとは言えない」と話したそうだ。ラミレスはもともとハードにプレーするタイプ。マイナーから上がったばかりの若手が続いた。確実にバットにボールを当て、抜け目ない走塁を見せ、堅実に守る。118本塁打は30球団中29番目だが、三振は1024個で最も少ない。単打で走者が一塁から三塁まで進んだ回数は一番多く、5人が15個以上の盗塁をマークしている。

 打率・296、17盗塁のスティーブン・クワン外野手(25)は「こういう野球は気持ちが良い。すべては正しい野球をやれという監督に始まっている」と言う。一度ツインズ戦の後、監督室に呼ばれた。「走者一塁で右前打を打ち、右翼手が三塁に送球したのに、自分が一塁に止まったまま。なぜだと聞かれた。うちのチームはそれではダメだ、正しい走塁を徹底しないとと。以後肝に銘じている」。

 エースのシェーン・ビーバー投手(27)はラミレスのリーダーシップを称賛する。「毎日試合に勝つために、エネルギーを出し切るし、危険を恐れない。特別だし、かけがえのないリーダー。みんながそれに続く。相手チームはフラストレーションを感じるだろう。なぜうちはあんな風にプレーできないのかと」。アンドレス・ヒメネス二塁手(24)は打率・301、19盗塁、アメド・ロサリオ遊撃手(26)は・282、17盗塁である。ガーディアンズは得失点差で見ると+47で、ドジャースの+326、ヤンキースの+223とは比較にもならない。しかし逆転勝ちや、延長での勝利で、貯金16個。ア・リーグ中地区で2位に7ゲーム差をつけている。

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2022年9月24日のニュース