阪神・才木「近本さんには“記録は完封やからええやん”と言われたけど」6回でのプロ初完封に苦笑い

セ・リーグ   阪神8－0広島 （ 2022年9月1日    甲子園 ）

＜神・広＞お立ち台でガッツポーズをする近本（左）と才木（代表撮影）
Photo By 代表撮影

　降雨コールドとなり、6回3安打無失点で降板していた阪神・才木がプロ初完封を記録した。

　この日はフォークが冴え渡り、自己最多タイとなる9奪三振。三塁を踏ませない危なげない投球だった。

　「途中から向こうの打線が円陣を組んでたと思うんですけど、追い込まれる前にまっすぐを叩こうと思っていたのかなと。1ストライク、1―1とかフォークを結構、振ってきていた。まっすぐが効いているからフォーク振ってくれていた。しっかり（直球と）同じ軌道に乗って落ちてるから振ってくれてるのかな」。

　ピッチトンネルを生かした奪三振ショーだった。ただ、6回を投げ終えての完封には苦笑いを浮かべ「（ヒーローになった）近本さんには“記録は完封やからええやん”って言われたんですけど。そうかなと思いながら。自分の中ではしっかり9イニング投げて0に抑えられるようになっていけばいい」と正真正銘の9回シャットアウトを次なる目標に掲げた。