【大谷と一問一答】ジャッジとのMVP争いは「モチベーション」史上初10勝30発「単純にうれしい」

[ 2022年9月1日 14:42 ]

ア・リーグ   エンゼルス3―2ヤンキース ( 2022年8月31日    アナハイム )

<エンゼルス・ヤンキース>6回1死一、二塁から中越え逆転3ランを放った大谷(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)は8月31日(日本時間9月1日)、本拠地エンゼルスタジアムでのヤンキース戦に「3番・DH」でスタメン出場。6回の第3打席に、2試合ぶりの本塁打となる30号逆転3ランを放ち、日本選手初となる2年連続30本塁打を達成した。4試合連続安打もマークし、エ軍は3―2でヤ軍との今季最終戦に勝利した。

 大谷は、6回1死一、二塁の第3打席でヤ軍先発のエース右腕コールの97・9マイル(約157・5キロ)の直球を完ぺきに捉える中越え30号3ラン。メジャー通算123本塁打目で最も速い球を捉えた一発となった。これまでは22年6月25日のマリナーズ戦で16号を記録した右腕ギルバートの96・8マイル(約155・8キロ)だった。飛距離は427フィート(約130メートル)、打球速度は107・3マイル(約173キロ)、打球角度24度。8月29日(同30日)のヤンキース戦の右中間への2ランに続く2試合ぶりの本塁打で、昨季46本塁打しており、2年連続30本塁打は、日本人選手としては初の快挙となった。この日は4打数1安打3打点で、通算打撃成績は127試合で469打数126安打、打率・269、30本塁打、82打点、11盗塁となった。

 試合後の大谷の一問一答は以下の通り。

 ――素晴らしい状況で打った。

 「最初の打席も惜しかったのでなんとかチャンスが来たらもう1回打ちたいと思っていました。たまたまエラーでつながっていい打席だったと思います」

 ――MVP争いはモチベーションになるか。

 「もちろんモチベーションにはなります。そういう形になるかならないかはプレーヤーとして違いは出てくるかとは思うので、ただ1試合1試合、今日のいい場面で打てたのもそうですけど、勝ちを意識して頑張っていれば、おのずと数字はついてくるかなと思います。一番はそこかなと思います」。

 ――同一シーズン10勝、30本塁打は史上初。

 「単純にうれしいですし、ここまで安定してしっかり出続けていられるのがいいところかなと思うので、継続して最後まで健康で出られるように調整したいと思います」

 ――ジャッジの成績は意識しているか。

 「単純に凄いなと思って見てますね」

 ――3連戦を戦ってジャッジをどう思ったか。

 「もちろんホームランも凄いですし、今日も1個フォアボールとったりとか、アット・バットのクオリティーが高いなと。1番安定していい成績が残る要因かなとは思うので、見ているだけで勉強になりますし、素晴らしいバッターだと思います」

 ――日本人初の2年連続30本塁打です。

 「ペース的には昨年ほどではないですけど、打席の内容的にはここ最近もいい方だとは思うので継続して1シーズン、まずはしっかりいい状態で毎試合出られるように調整したいと思います」

 ――本塁打後、初めて水をかけられた。

 「いい雰囲気でここ最近勝ちゲームをものにできていると思うので、このままいい勝ちを続けられるように頑張りたいと思います」

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