日本ハム・輝星が今季2勝目 「勝ち越しの流れをつくれればと思っていた」

[ 2022年9月1日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム4ー2西武 ( 2022年8月31日    ベルーナD )

<西・日>6回から登板した吉田(撮影・尾崎 有希)
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 日本ハム・吉田が5月18日オリックス戦以来の今季2勝目、プロ通算3勝目を挙げた。ウイニングボールを抑えの石川直からもらい、勝利時恒例の一本締めの仕切りも担当。「勝ち投手と分かっていなかったので…。分かっていたらもうちょい考えたんですけど、“ナイスゲーム”みたいな普通のことしか言えなかった」と苦笑いを浮かべつつ、「中継ぎでできると思わなかった。ちょっと気持ち良かったです」と振り返った。

 5回に2―2に追いつかれ、西武に流れが傾きかけていた6回に登板。「5回に打たれちゃいましたけど、ネモ(先発の根本)が一生懸命投げていた。同点で切れたので、勝ち越しの流れをしっかりつくれればと思っていた」と右腕を振った。直球、フォークを織り交ぜ、1イニングを3人でぴしゃり。西武打線は一発長打が怖いが「真っすぐを投げ切れれば、そんなに怖くないというミーティングだったので、苦手なところを狙った」と丁寧に12球を投げ込んだ。

 直後7回に味方が2点を勝ち越し。勝ち星が付き「中継ぎで白星ってあまり想像がつかない。勝利がたまにあるとうれしいし、乗っていける」と喜んだ。8月は9試合に投げ、防御率0・87で終了。金足農の甲子園準優勝投手は「僕の季節です。夏は」と胸を張りつつ、残りのシーズンを見据える。「後半戦の頭ぐらいに疲れがきていたが、あの時より体はまし。終わりも見えてきている。油断せずコンディショニングしてあと1カ月頑張りたい」。1軍戦力として完走するつもりだ。

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2022年9月1日のニュース