オリ・頓宮、2打席連発5打点!!「良いところで打てた」首位・西武に1・5差接近

[ 2022年9月1日 04:45 ]

パ・リーグ   オリックス8―3楽天 ( 2022年8月31日    楽天生命 )

オリックス・頓宮
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 頂点への号砲を打ち鳴らした。オリックス・頓宮がプロ初となる1試合2本塁打を2打席連発で飾り、自己最多5打点。先発全員安打となる11安打8得点を呼び、首位・西武に1・5ゲーム差に詰め寄る2連勝に導いた。貯金は今季最多6だ。

 「良いところで打てたことが一番。チームの勝ちにつながったので、良かったです」

 まずは0―2の2回無死一塁の第1打席。カウント1―1からの3球目、辛島の低めのチェンジアップを巧打。左翼席へ放り込んだ同点弾は自己最多を更新する6号2ランだ。

 失投も見逃さない。再び同点とした3回2死一、二塁の第2打席では辛島の初球、真ん中スライダーを完璧に捉えて左翼席へ決勝7号3ラン。いずれも一塁走者が吉田正だったことから、「マサさんが足が遅いので、本塁打でよかった」とユーモアを交えて喜んだ。

 今春キャンプで、こぼした言葉がある。「やっぱり僕は打たないとチャンスがないので…」。外出自粛だった宮崎の宿舎では公私で慕う吉田正から打撃指導を受け、自身の動画を何時間も見続けた。

 巨人・岡本和にも助言を求めた。ともに96年生まれでプロ入り前から親交が深い間柄。「LINEで打席での考え方とか、いろいろ聞きました。バットも1本もらった。使ってはいないですが、参考にしようと」。2年連続本塁打王に輝いた大砲の“イズム”も吸収し、持ち味の強打に磨きをかけてきた。

 「一戦一戦が大事になってくる。その中で僕も出させてもらっているので、チームに貢献できるように」と頓宮。96年以来となるリーグ連覇が、現実味を帯びてきた。(湯澤 涼)

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2022年9月1日のニュース