日本ハム・伊藤は“三度目の正直”ならず 2年連続2桁勝利はまたもお預けに「何も言うことがありません」

[ 2022年8月26日 23:40 ]

パ・リーグ   日本ハム0―10ソフトバンク ( 2022年8月26日    札幌D )

<日・ソ>5回、野村大に適時二塁打を打たれうつむく伊藤(撮影・高橋茂夫)
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 10勝目が遠い。日本ハム・伊藤が先発し、5回で8安打を許して自己ワーストタイの6失点(自責5)で降板。球団では88年の西碕幸広氏以来、34年ぶりの入団から2年連続2桁勝利に王手をかけながら、三度目の正直でも白星はならず「何も言うことがありません。実力不足です」と、力無いコメントを残した。

 何かが違った。立ち上がりからマウンドを何度も気にするしぐさを見せ、フォームにもいつもの躍動感がない。不安が的中したのは0―0で迎えた2回。1死から野村大に死球を与えると続く谷川原、増田、ガルビスと3連打を浴びて2失点。なおも1死一、三塁から甲斐のスクイズは外角スライダーで外すも、三本間で挟殺を狙った宇佐見の三塁への悪送球で3点目を失った。

 5回には1死から4連打で再び3失点。シーズン終盤に入り、疲労も見えてくる時期だが、加藤武治投手コーチは「当然シーズンここまで投げてきて、それ(疲れ)は全員あるだろうけど。そこを乗り越えてもらわないといけないピッチャーなので。そこはあと何登板かありますけど、やって欲しいなとは思います」と、右腕に奮起を促していた。

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2022年8月26日のニュース