阪神・坂本　好リードで4投手の零封リレー完成　ダメ押し打も放ち今季初めてのお立ち台

セ・リーグ   阪神5―0DeNA （ 2022年8月25日    京セラD ）

＜神・D＞完封リレーを決めた小林とグータッチする坂本（撮影・井垣　忠夫）
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　阪神のヒーローは西純で異論はないが、坂本の貢献も見逃せない。1、3、5回に得点圏に走者を背負いすべてで中軸打者を迎えたが、冷静な配球と熱いハートで20歳の右腕を操縦した。「純矢は気持ちは強いので、こっちがブレーキをかけることが多いですが、よく投げてくれたと思います」。6回無失点に導くと7回からは岩崎、アルカンタラ、小林をリードして計4投手の零封リレーを完成させた。

　打っても4―0の7回2死一、二塁から左前適時打を放ち、ダメ押しとなる5点目をたたき出した。2回には送りバント、3回には相手守備の適時失策を誘う幸運もあった。この日も2安打したように打撃の良い西純が「8番」に入り、坂本の打順は「9番」まで下がる。それでも攻守で必死にもり立てた。

　今季初めてのお立ち台に、先発バッテリーで立てたのは捕手として感無量だろう。「個人的には純矢が投げる時は8番になれるように頑張ります」。先輩としての、そして野手としての意地も示し、笑いを取った。（畑野　理之）