巨人・大勢「いろんな人の支えがあって取れた30セーブ」「しっかり記録を取れるように準備します」

[ 2022年8月26日 22:17 ]

セ・リーグ   巨人4―3広島 ( 2022年8月26日    マツダ )

<広・巨>勝利し、原監督(右)とタッチを交わす大勢 (撮影・光山 貴大)
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 巨人のドラフト1位守護神、大勢(本名:翁田大勢)投手(23=関西国際大)が広島戦(マツダ)で1990年の与田剛(中日)、2015年の山崎康晃(DeNA)、22年の栗林良吏(広島)に続いて史上4人目となる新人30セーブを達成した。

 4―3とわずか1点リードの9回に5番手として登板。先頭の代打・松山にいきなり遊撃強襲の内野安打を打たれて塁に出した。代走・曽根が二盗に失敗して1死走者なしとなったが、大盛に一、二塁間を抜かれて好走塁で二塁打に。それでも代打・長野を152キロ直球で空振り三振に仕留めると、最後は西川をフォークボールで二ゴロに打ち取った。1回で打者4人に対して22球を投げ、2安打無失点。直球のMAXは154キロだった。なお、新人記録は15年山崎と21年栗林の37セーブ。大勢は残り25試合でこの記録更新に挑戦する。

 試合後、敵地でヒーローインタビューに臨んだ大勢はまずは30セーブについて「ここまで積み上げてこれたのも野手の皆さんが守ってくださったおかげだと思っているので、そういう一つ一つのいろんな人の支えがあって取れた30セーブかなって思います」とコメント。

 この日のマウンドについては「本当に先頭を出してしまって、大城さんに(二盗を)刺していただいたり、本当に自分的には100点満点の投球ではなかったんですけど、勝ててホント、ホッとしてます、はい」とし、日々の準備については「先輩方がもぎ取ってくださった1点だったり、先輩方が投げている姿っていうのをブルペンで見て、自分もしっかり後に続けるようにと準備して待ってます」と冷静な口調で説明した。

 夏場に出て来る疲労について聞かれると「えー、そうですね…。うまくいかないことが多いんですけど、やっぱり…もう残り試合数も少ないですし、そういった言い訳できないんで、どんどんどんどんもっと成長していって、チームのために貢献したいなって思ってます」とキッパリ言い切った。

 また、新人最多37セーブについては「やっぱり、そういう記録だったりっていうのは塗り替えられていくっていうのがスポーツの醍醐味(だいごみ)だと思いますし、そういうチャンスをいただいているので、毎日全力で相手にぶつかっていって、しっかり記録を取れるように準備します」と最後まで頼もしかった。

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