西武・源田、岸が社会貢献活動 高橋、武隈も追加で新たな活動を開始

[ 2022年3月29日 17:03 ]

社会貢献活動を行う(左から)西武・源田、岸、高橋、武隈(球団提供)
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 西武は今季から新たに、源田が社会福祉活動を行う団体への支援、岸選手が障がいのある方々への支援活動をスタートすると発表した。また、高橋は現在行っている災害救助犬の支援に加えて、故郷の群馬県の森林を守る環境支援の活動を始めるほか、難病のこどもと、その家族への支援活動を行っている武隈も、いじめを無くす活動への支援を新たに開始する。

 今年1月に父親となった源田選手は、こども食堂や児童養護施設などの支援をスタート。昨シーズン盗塁王に輝いた俊足を生かし、自身が盗塁を決めるごとに2万円を積み立て、合計金額の半分を埼玉県社会福祉協議会の「こども食堂・未来応援基金」に、残りの半分を出身地の大分県の「大分県社会福祉協議会」のこども食堂・こどもの居場所づくりの推進分野に寄付する。

 源田は「今年1月、源田家に第一子となる男の子が誕生しました。この子には幸せになってほしいと思うと共に、悲しい思いをしているこどもがひとりでも減ってほしいという気持ちが私に芽生え、こどもたちに対しての活動をしたいと考えるようになりました。ひとりでも多くのこどもたちに力をあたえられるよう、今シーズンも果敢に次の塁を狙って行きたいと思います!」とコメントした。

 3年目のシーズンを迎えた岸選手は、障がい者のサポートなどを行っている埼玉県の事業への支援を始める。公式戦においてホームランを放つたびに1 万円を積み立て、埼玉県の「シラコバト基金」の障がい者福祉分野に寄付する。

 岸は「新型コロナウイルスの影響から、マスクで口の動きが見えずにコミュニケーションがとりづらくなったり、距離を保つため身体的なサポートがしづらくなったりするなど、障がいを持つ人たちの生活も様変わりしたと聞きました。娘が生まれつき障がいを持っていて以前から障がいを持った方々に対して何か力になれないかと思っていました。そうした方々がひとりでも多く幸せになれるように、今シーズンは昨年以上のホームランを打つことを目標に、力強くバットを振っていきます」と語った。

 群馬県沼田市出身の高橋は、地元の自然環境を守る活動を新たに始める。幼少の頃から自然豊かな緑に囲まれて育ち、自身のグローブも緑色のものを使用するなど好きな緑を後世に残したいという思いから、自身の勝利数につき2万円を積み立て、「ぐんま緑の県民基金」に寄付する。

 武隈投手は、いじめを無くして子供たちの笑顔を守る活動をしている団体の支援をスタートする。自身が登板した試合ごとに2万円を積み立て、合計金額の半分をいじめ撲滅のために活動を行っている団体へ寄付し、もう半分を2019シーズンから行っている難病のこどもたちなどを支援している団体に寄付する。

 ▼高橋「僕が育った沼田市は自然が豊かな町で、そんな環境で育ったからか緑色が大好きなんです。もちろん、グローブの色も緑(笑)!地元群馬県の緑を守る活動は僕にぴったりだと思い、すぐにこの活動を決めました。災害救助犬の支援活動も引き続き行いますので、できるだけ多くの支援ができるようにマウンドにあがり、多くの勝利を届けたいと思います」

 ▼武隈「僕が生まれた地域でいじめによる悲しい出来事があったニュースを目にして、何か自分にできることはないかと思い立ち、今シーズンからはこどもたちの笑顔を守る活動も始めます。以前から継続して行っている難病のこどもとそのご家族の支援と合わせて、ひとりでも多くのこどもたちの笑顔を守るため、僕にできることを考えながら戦っていきたいと思います」

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2022年3月29日のニュース