ソフトバンク・又吉が熱湯入浴後に熱投続けて登板3戦目で移籍後初勝利

[ 2022年3月29日 23:11 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2―1ロッテ ( 2022年3月29日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ1>移籍初勝利の又吉はウイニングボールを手に笑顔(撮影・沢田 明徳)
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 熱湯入浴後の熱投でソフトバンク又吉克樹(31)が、登板3戦目で移籍後初勝利を挙げた。2番手モイネロが8回に同点打を浴びた後、1―1の9回に3番手登板。中村奨を右飛、レアードを遊飛に斬った後に、あえて外角の厳しいコースを攻め続けての連続四球。一、二塁でエチェバリアを内角高めシュートで中飛に封じてミッションをクリア。延長10回に打線が決勝点を刻み、勝利投手となった。

 敵地でのお立ち台。肌つやのいい笑顔と、しぶいあごひげがライトアップされた。「まさか3試合目で、こんなにすぐ(勝利球を)いただけるとは不思議です。ロッテはつながりがいいので(2死から)残り3人で1アウトと。うれしいです!」と叫んだ。

 26日の日本ハム戦で移籍後初登板。27日の同戦で移籍後初ホールド。29日に初勝利。零封を続ける裏には冷風を受けても長身細身ボディーが難なく動ける入念なケアがある。宿舎で、体の立ち上げを早める工夫を続けている。

 「球場に来る前と試合が終わってから、湯船にずっとつかるようにしています。30~40分、汗をかくぐらい(の温度)で体を温めてます」。中日時代に事前の熱湯入浴をせずに脇腹を痛めた経験があるために、続けている温熱準備だ。「結果につなげられるように、また朝起きて準備したい」。自らを“便利屋”と称する男の、勝ちパターンの裏には、ぬるくはない、熱めのルーティンがあった。

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2022年3月29日のニュース